愛知県の森岡仙太副知事が４月１８日、八草キャンパスを訪れ、本学の研究プロジェクト「新エネルギー技術開拓拠点」で開発・研究を進めているグリーングリッドシステムを視察しました。

　本学のグリーングリッドシステムが愛知県主催の愛知環境賞銅賞を受賞したのを受けての視察で、森岡副知事をはじめ愛知県環境部資源循環推進課の加藤健治課長ら関係職員が訪れました。本学側はプロジェクトリーダーを務めるエコ電力研究センター長の雪田和人電気学科教授、研究支援本部長・総合技術研究所長の鈴置保雄電気学科教授ら研究者が応対しました。

　初めに雪田教授がプロジェクターを使い、再生可能エネルギーの利活用と交流・直流ハイブリッド給電などを組み合わせ本システムの概要を説明。宮城県の避難所や岐阜県の道の駅など全国８０カ所以上に導入された実績についても語り、共同研究に当たるNTTファシリティーズ、山洋電気の担当者も説明に参加しました。

　続いて、森岡副知事らはキャンパス内に設けられた本研究の実証システムを視察。IoT技術を用い、モニター画面で消費エネルギーなどが見て取れる管理システムや、次世代半導体を用いた変換装置による省エネ化推進、次世代自動車を利用したエネルギーの蓄積などを見て回り、家電製品への直流給電などに関心を寄せ活発に質問していました。