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機械学科生津研究室の研究発表がISEM'18でベストリサーチアワードを受賞

2018.09.05 受賞・表彰

 山梨大学で8月29日に開催された国際会議「ISEM'18」の高専生を対象にしたポスターセッションで、本学機械学科の生津資大教授(ナノテク研究室)と研究室の院生が共著者となって連名発表したポスターがベストリサーチアワードを受賞しました。

 受賞ポスターは「Time-resolved X-ray diffraction study of formation of intermetallic compounds in Al/Ni multilayer materials(Al/Ni多層材料の金属間化合物形成過程における時間分解X線回折測定)」。Al/Ni多層材料は、外部からの機械刺激により瞬間的にNiAl化合物へと合金化し、発熱する材料です。反応速度は10m/s程度と極めて速いため、通常の分析技術では反応過程の結晶構造変化を知ることができません。本研究では播磨科学公園都市内の世界最大級の放射光施設「SPring-8」のビームラインBL46を使い、反応中の結晶構造変化を細かく分析することに成功しました。

 「ISEM'18」は、機械、材料、化学、電気、光など、実験力学に関する様々な研究を対象とした国際会議です。その中の高専の研究を対象としたポスターセッションで神戸高専の三宅修吾教授の学生が代表者として発表し、本学の生津教授と大学院博士前期課程1年の後藤大輝さん、訓谷保広さん、野村拓未さん、博士後期課程3年の金築俊介さんが連名共著者になりました。

  • SPring-8実験時に撮影した受賞メンバー写真
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