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本学から8人目のF.E.試験合格者

2019.04.24 TOPICS
  • F.E.試験合格証明を手にする鈴木さん

 大学院工学研究科博士前期課程をこの春修了した鈴木涼汰さんが、米国プロフェッショナル・エンジニア(P.E.)制度の一次試験に相当するファンダメンタル・エンジニア(F.E.)試験に在学中に合格しました。本学からのF.E.試験合格者は累計で8人目となります。

 米国のP.E.制度は国際標準化しつつあるエンジニアの資格制度で、本学は2009年度から機械学科に「P.E.コース」(現・「アドバンスエンジニアプログラム」)を設けて学生を指導しています。機械学科の知能集積システム研究室(内田敬久教授)に所属した鈴木さんは学部3年時からP.E.コースに参加し、F.E.の受験勉強に励んできました。

 F.E.試験では実社会で要求される技術力が問われるといい、鈴木さんは「暗記偏重のところがある自分には、P.E.特論演習の問題がなかなか解けませんでした」と振り返ります。大学院2年から勉強の仕方を改め、自らスケジュールを設定して全分野をやり直しました。コースの有志で毎週集まって勉強会を開き、皆でスケジュールを作成して進行状況を確認・議論しながら勉強を進めた結果、3月8日に挑んだF.E.試験に晴れて合格しました。

 企業で受験するエンジニアと異なり、大学では同志で励まし合える強みがありました。埼玉県の産業機械メーカーに就職して社会人として歩み始めた鈴木さんは「ここでしっかり実務経験をこなし、P.E.試験(2次試験に相当)に挑みたい」と意欲的に話しています。

 P.E.コースで指導に当たった中山雄行准教授は「本人は相当の努力をしましたが、P.E.特論での取り組みが大きな気付き・起爆剤になり、社会で必要な技術の基礎をしっかり修得できたと思います」と頑張りを称えています。

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