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E&G学生デザイン大賞〈住空間のエクステリア〉部門優秀賞

2019.06.12 受賞・表彰
  • 服部秀生さん

 建築学科住居デザイン専攻4年の服部秀生さんが、第8回E&G学生デザイン大賞(東海エクステリアフェア実行員会主催)の〈住空間のエクステリア〉部門優秀賞を受賞しました。表彰式は5月11日、 ポートメッセなごや 1号館で行われました。   

 同賞は〈住空間のエクステリア〉〈商業空間のエクステリア〉〈公共・都市空間のエクステリア〉の3部門で、住まい方や利用の仕方、身体面・心理面、省エネ・環境性等の要素と空間の関わり方を考えた空間デザインについて学生の提案を呼びかけています。

 住・商空間デザイン研究室(安井秀夫教授)に所属する服部さんは3年時にSCAFFOLD GARDEN -敷地境界線上の立体型シェアガーデン-のタイトルで応募しました。

 服部さんの作品は、プライバシー保護や便利なインフラ整備などにより住民同士の関わりが極端に減り、隣人でさえも互いにほとんど知らず生活できるようになっていることを背景に生まれました。「生活空間はどんどん内側へと収まっていき、外部と内部が完全に分断されてしまっている」と考え、隣接する住宅の隙間に足場を組み、「立体型庭園」を挿入することで、各々の生活の一部が緩やかに外部に溢れ出す新たな繋がりを提案しました。隣地からの視線の問題で、これまでほとんど開けることができなかった窓も、植栽のカーテンによって周辺を気にすることなく積極的に外部を取り込もうとするツールとして機能しています。

 今回の受賞を受け、服部さんは「エクステリアを提案するという特色あるコンペに参加でき、評価をしていただけたことを嬉しく思います」と喜びを話しています。

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