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F.E.試験で10人目の合格者

2019.06.21 TOPICS
  • F.E.試験合格証明を手にする佐野颯飛さん

 米国プロフェッショナル・エンジニア(P.E.)制度の1次試験に相当するファンダメンタル・エンジニア(F.E.)試験で、本学から10人目の合格者が出ました。本学は、P.E.の理念に基づき、技術力と倫理観、また国際的な技術業務の素養を身につける「P.E.コース」(現・「アドバンスエンジニアプログラム」)を2009年度から機械学科に設け、2014年度から学生たちの受験が始まりました。学生たちの頑張りを支える教授陣の手厚いプログラムにより、受験した10人が全て合格を果たしました。

 米国のP.E.制度はエンジニアの資格制度として国際標準化しつつあり、全国の主だった大学や企業が受験を奨励しています。F.E.試験では、実社会で要求される技術力が幅広く問われ、本学では十数人の教授陣が各科目の演習を担当する綿密なプログラムを組み、学生の合格率100%を誇っています。

 10人目の合格者となったのは、大学院工学研究科博士前期課程2年の佐野颯飛さん。燃焼学研究室(牧野敦教授)に所属する佐野さんは、学部3年時からコースに参加し、同じ志を持つ仲間との勉強会で受験勉強に励んできました。「自分が問題を解くだけでなく、仲間の解法を見たり先生の意見を聴いたりして、考え方を広げられたのが良かった」と振り返ります。合格後も引き続き勉強会に参加して切磋琢磨している佐野さんは「卒業後は航空機のエンジンを設計する仕事に就きたい。実務経験を積んで2次試験に相当するP.E.試験に挑戦します」と意欲を語っています。

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