IEEE主催の情報家電に関する国際会議「2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019)」が10月15~18日に大阪の千里ライフサイエンスセンターで開催され、「Interaction with CG Image Through Real Shadows of Objects Considering Their Color and Motion for Creating Ikebana Contents」と題して発表した本学情報科学科の水野慎士教授がExcellent Paper Award (Outstanding Prize) を受賞しました。GCCE2019では435件の研究発表があり，その中から特に優れた10件の研究の一つとして、水野教授の研究が選出されました。

　発表内容は、全国巡回のスヌーピー×おもしろサイエンスアート展「スヌーピー・ファンタレーション」でも人気を集める「マジックシャドウ」に関する研究です。水野教授のCGメディア研究室が手掛けるマジックシャドウは、人や物に光を当てることで生じる影を通じてCGとのインタラクション（対話的やりとり）を楽しむコンテンツです。　　

　今回の発表では、影を作る物体の色や動きを反映させたCG生成と、インタラクションを実現するための拡張手法を提案しました。それを応用した生け花コンテンツをイギリス最大級のジャパンフェスティバル「ハイパージャパン2018」で展示したことについて述べ、関心を集めました。