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角日出夫氏(元ラグビー日本代表)を招いて教育講演

2019.11.15 TOPICS

 元ラグビー日本代表で、チタカ・インターナショナル・フーズ社長として経営手腕を発揮した角日出夫氏(現エストエイチ株式会社代表取締役社長)を講師に招いての教育講演会が、11月11日、経営学部自主企画として八草キャンパスで開かれました。

 大学でスポーツをやっていることの利点を就職に生かしきれていないという反省から、スポーツで一流を極め、企業経営者としても名声を馳せた角氏による、キャリア教育を含めた講演を企画しました。

 目黒高校、明治大学、新日鉄釜石ラグビー部の主将または監督を務め、日本代表選手として数々の国際大会を経験した角氏は、現役引退後はチタカ・インターナショナル・フーズ株式会社に入社し、昨年まで代表取締役社長を務めました。社長在任中は業績をV字回復させて数々のヒット商品を生み出すなど、その経営手腕や理念が高い評価を受けています。

 講演は「スポーツを通じて得た精神こそ、社会で生き抜く原動力である ~経営者の視点から体育会出身者に求めるもの~」と題し、スポーツマネジメント専攻の1~4年生を対象に行いました。角氏は、スポーツを通じて培ってほしい基本的な考え方として「強くなるよりも誇りあるチーム作りを目指してほしい。自分と仲間を最後まで信じる強い気持ちが大切」と訴えました。また「自分の将来は、自らの努力で築くもの」としながらも、「他力(恩師など精神的支柱・文化や伝統など)の存在を大切にしてほしい」と呼び掛けました。

 「企業が期待する体育会出身者のリーダーシップ」については、経営者視点から「当たり前のことを当たり前にやる。仲間を思う。感謝の気持ちを忘れない。日々の言動と立ち居振る舞いの積み重ねが信用を生む」と強調しました。

 講演終了後、学生たちと質疑のやり取りがあり、「チームを一つの方向に向かせるにはどうすればいいか」「会社訪問の際に強調するべき点は」などの質問に丁寧に答えました。

  • 講演する角日出夫氏
  • 学生との質疑
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