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ビジュアル情報処理研究室の院生が学会の優秀研究発表賞を受賞

2020.01.07 受賞・表彰

 情報科学科のビジュアル情報処理研究室(澤野弘明准教授)に所属する大学院博士前期課程2年の清水竣太さんが、昨年3月に映像情報メディア学会 の映像表現・芸術科学フォーラム2019で講演した「浮流型ネットワークカメラによる下水管スクリーニング検査~撮影機体の設計とひび割れ検出手法の提案~」により、学会から優秀研究発表賞を贈られました。

 これまで専門家の目視に頼っていた下水管内部の調査は、有毒ガスの発生による危険などを伴うため、検査用ロボットやカメラの需要が高まっています。同研究室は、老朽化した下水管内部を浮流型無線カメラで撮影し検査するシステムを静岡大学と共同開発しており、研究室では浮遊型無線カメラ実機の製作を担当しています。  

 下水によって浮流させるため、軽量なシングルボードコンピュータと魚眼レンズを搭載した撮影機体を設計しました。実証実験で良好な映像が撮影できたほか、模擬環境の実験で下水管内のひび割れ領域を高い精度で検出できました。

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