第８回キャリアカフェは株式会社アダストリアの関矢様、谷様にご来校頂き、「アパレルの世界をのぞいてみよう　～アパレル業界トップを目指す企業の販売戦略とは～」と称したタイトルでお話しして頂きました。

株式会社アダストリアは「グローバルワーク」、「ニコアンド」、「ハレ」、「ジーナシス」、「ローリーズファーム」といった多くのアパレルブランドを展開する、社員が5,500人を超える大手企業です。

今回のキャリアカフェは、まず「３分の２」という数字がスクリーンに表示され、それが何を表している数字でしょうか？というクイズ形式からスタートしました。

アパレル業界は２５年前と比べて市場が３分の２に縮小しており、その原因としては「ＳＮＳの発展に伴い主たる流行を追わなくなったこと」、「ファストファッションの台頭による単価の下落」、「少子高齢化」などがあげられました。市場が縮小されている中でもアダストリアは、ＳＰＡという自社一貫の製造小売業のスタイルを確立し、数々の販売戦略を立てて売上を大幅に伸ばしてきているとの紹介もありました。

また、アパレルのみならず雑貨の販売、飲食事業、ヨガのイベント実施など多角的な経営手法が大きな成長をとげている要因とも知ることができました。

学生からは「店舗の売り上げを伸ばすコツは何か」、「どのようなキャリアアップ制度があるか」、「今までで一番つらかった仕事は何か」など積極的な質問が飛び交い、予定していた１時間３０分の時間を超えて盛況の中終了しました。

参加者のアンケートには「雑貨やアパレルなど自分と身近に感じる話が聞けてよかった」、「企業の方と直接対話ができる機会はとても貴重で面白かった」などの声がありました。