NEWS詳細

電気学科の院生2人が電気学会優秀論文発表賞B賞を受賞

2020.01.24 受賞・表彰

 電気学科の大学院生2人が、昨年9月に開かれた令和元年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会で発表した研究成果が認められ、電気学会優秀論文発表賞B賞を贈られました。受賞したのは、レーザ工学研究室(津田紀生教授)に所属する大学院博士後期課程2年の水嶋大輔さんと、光量子デバイス研究室(五島敬史郎教授)に所属する大学院博士前期課程2年の伊藤裕也さんです。

 水嶋さんの発表題目は「多重反射型レーザマイクロホンの周波数特性に関する研究」です。レーザ光によって音波を検出するレーザマイクロホンを、球面状に広がる音波を検出できるようセンサ部の構造を改良し、そのレーザマイクロホンの特性について実験から得られた知見を発表しました。

 伊藤さんの発表題目は「低電圧ダイナミックコンパレータの設計と試作」です。IoT社会に必要不可欠なA/D変換回路の構成要素であるコンパレータ回路について、従来の低消費電力を維持しつつ、入力できる電圧の範囲を大幅に拡張可能な電子回路のデザインを考案し、その特性を評価した結果を発表しました。

 受賞を受け、水嶋さんは「まだまだレーザマイクロホンは世間に知られていない技術であり、このような賞をいただくことで研究がより発展することを願っています。私自身もこれを糧として研鑽を続けていきます」と話しています。伊藤さんも「今後は研究室で学んだ知識や経験を生かし、企業でより一層頑張りたい」と抱負を語っています。

 電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会は、電気学会、電子情報通信学会、情報処理学会などの電気・情報分野の数多くの学会の東海支部が共同で主催し、毎年開催されるものです。今年度は466件の発表があった中、本学学生を合わせて26人が受賞しました。

  • 豊田浩孝電気学会東海支部長から賞状を授与される水嶋さん
  • 豊田支部長から賞状を授与される伊藤さん
PAGE
TOP