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F.E.試験で11人目の合格者

2020.03.24 TOPICS

 米国プロフェッショナル・エンジニア(P.E.)制度の1次試験に相当するファンダメンタル・エンジニアリング(The Fundamentals of Engineering: F.E.)試験に、大学院工学研究科博士前期課程機械工学専攻2年の青山大輝さんが合格しました。青山さんは本学から11人目の合格者となります。

 米国のP.E.制度はエンジニアの資格制度として国際標準化しつつあり、全国の主だった大学や企業が受験を奨励しています。本学はP.E.の理念に基づいた「P.E.コース」(現・「アドバンスエンジニアプログラム」)を2009年度から機械学科に設け、F.E.が求める幅広い工学分野と実英語力を養う学習を行い、また難関に挑む受験希望学生たちを指導しています。

 応用数理研究室(中山雄行准教授)に所属する青山さんは学部3年時からコースに参加し、同じ志を持つ仲間と自主的な勉強会を重ねてきました。毎週水曜日5限目に講義室に集い、解法をテーマに議論を深めたほか、指導に当たる中山准教授から「知るから理解へ」の勉強方法と夢・目標の実現に向けたプラニングのアドバイスを受けてきました。

 F.E.試験は英語で行われ、また、ただ公式を知っているだけという学習は通用せず、実社会で要求される技術力が幅広く問われます。この春から社会人となって自動車関連の設計開発に携わる青山さんは「これまでの学習で、頭の中で体系化できた知識でなければ使いものにならないと気づかされました。身につけた知識や見識をさらに高め、実社会に還元できればと思います」と抱負を話しています。

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