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演算増幅器設計コンテストで2位

2021.02.15 受賞・表彰

 応用科学学会主催の演算増幅器設計コンテストに挑む学生チャレンジプロジェクト「演算増幅器設計コンテストチーム」の日比彪斗さん(大学院博士前期課程1年)が、同コンテストのシミュレーションの部で2位などの好成績を収めました。

 電気電子工学専攻で光量子デバイス研究室(五島敬史郎教授)に所属する日比さんは、前回のコンテストでもシミュレーションの部とLSI試作の部でそれぞれ入賞しています。新型コロナウイルス感染防止の観点からシミュレーションの部のみの実施となった今回、日比さんは部門3(電源電圧変動除去比・同相除去比・直流利得・電源電圧)で2位になったほか、部門1(スルーレート・消費電流・同相入力範囲・直流利得)でも6位の成績を収めました。昨年12月3日、オンラインで開かれたコンテストの成果発表会に参加し、優秀者として招待発表を行いました。

 同コンテストは、参加者が演算増幅器(オペアンプ)の性能をアナログ電子回路の設計手法を用いて競うもので、シミュレーションの部では設計内容を計算機シミュレーションにより評価し、開催期間中、常に暫定的な順位をWEB上で公開して参加者同士の切磋琢磨を促します。2年連続の入賞を受けて、日比さんは「まだまだ回路設計への知識が足りないと感じる部分が多々あり、素子値が決定できない回路も多くありました。来年度こそ、課題を残さない納得のできる回路作成を目指します」と意気込んでいます。

  • 優秀な成績を収めた日比彪斗さん(中)ら、演算増幅器設計コンテストチーム
  • シミュレーションの部・部門3で2位になった日比さんの回路図
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