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CGメディア研究室の2院生がDCC優秀賞

2021.03.03 受賞・表彰

 大学院経営情報科学研究科博士前期課程1年の高崎真由美さんと朝倉麻友さんが、情報処理学会の第27回DCC(デジタルコンテンツクリエーション)研究発表会 で発表した研究「いけばなを題材としたデジタルコンテンツ『霧中幻花』と『バーチャルいけばな』の制作」によって、最も優れた研究に対して贈られるDCC優秀賞を受賞しました。

 2人は、水野慎士教授のCGメディア研究室に所属。2020年11月23~24日、東京の渋谷ストリームホールで開催された「いけばな龍生展」に2つのコンテンツ「霧中幻花」「バーチャルいけばな」を出展し、受賞した研究は、そのコンテンツ内容や実装手法、出展の様子について報告したものです。

 「霧中幻花」は、光が流れる通路と、霧に浮かぶいけばなによるコンテンツです。レーザセンサを使い、通路内の人の歩みに反応して流れる光の表現や、ミストに投射するプロジェクションマッピングで、いけばなに落ちる立体的な光を表現し、幻想的な光の演出を実現しました。

「バーチャルいけばな」は、身振りで花や葉を仮想的に活けて、CGのいけばなを制作するコンテンツです。三次元カメラを使って人の動作を解析し、花や草の向きや大きさを自動的に決定することで、子供からお年寄りまで簡単にいけばなを仮想体験できます。

 いけばな龍生展で展示した2つのコンテンツは、来場者や家元をはじめとする龍生派関係者の皆さんに非常に好評でした。今回、いけばなとのコラボレーションが研究会運営委員会に高く評価され、DCC優秀賞の受賞となりました。CGメディア研究室は、2020年度に3回開催されたDCC研究発表会で、すべてDCC優秀賞を受賞しています。

YouTube動画

「霧中幻花」

https://youtu.be/vtWf9Dfm5RY

「バーチャルいけばな」

https://youtu.be/vluYXchiwnA

  • 受賞した高崎真由美さん(左)と朝倉麻友さん
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