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防災を考える学生たちのシンポジウム

2021.03.15 TOPICS

 地域防災研究センターは3月10日、防災に対する学生たちの考えを深めるシンポジウム「学生大防災会議2021―私たちにできることって?―」をオンラインで開催しました。地域防災の担い手を目指して活動する本学の学生有志の研究会として防災サークル「学防(まなぼう)ラボ」を3月に発足させ、学生たちが中心となってこのシンポジウムを企画しました。

 各地の大学生や地域の防災担当者ら約90人が参加しました。横田崇センター長、学生代表の前島朋佳さん(建築学科4年)のあいさつに続き、学生たちがこれまでの取り組みを発表し、パネルディスカッションで意見交換しました。

 本学からは、学生チャレンジプロジェクトで取り組む防災備品「かまどベンチ」の制作や、有志で営む防災カフェ、共助について考えるワークショップの活動について報告。他大学(愛知県立大学、法政大学大学院、中央大学)からも、住民と交流する防災啓発イベントなどが紹介されました。多様な年代と関わりやすくフットワークが軽いことが学生の強みで、地域防災のためには顔が見える関係が重要であり、何か行動を起こすには「やりたい!」という強い気持ちでキーパーソンとつながること、などが議論されました。 この中で、「楽しい」を共感してもらって連携をはかることも活動の方法のひとつであることが、気づきとして得られました。

 参加者は「身を守るために楽しく防災力を身につける」「防災力を身につけ、いざという時の避難所運営に尽力する」「共助力向上のために地域活動に参加する」などの"がんばるぞ宣言"を行いました。閉会後、「学生としての無限大の可能性を感じ、感動している」などの感想が寄せられ、 運営側も「これからの活動のヒントとなるキーワードをたくさん見つけることができた」と今後の取り組みへの意欲を新たにしました。

  • オンラインで開催された学生大防災会議2021
  • パネルディスカッションの様子
  • 当日最後に発表されたグラレコ(「見える化」した議論・一部抜粋)
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