大学院経営情報科学研究科博士前期課程2年の横山和明さんが、情報処理学会第83回全国大会(3月18~20日・オンライン開催)で行った発表により、学生奨励賞を受賞しました。
メディア検索処理研究室(森本正志教授)に所属する横山さんは、「手指形状・動作特徴を用いたLSTMによる連続指文字3クラスインデクシング手法の精度向上」と題して発表しました。
研究室では、聴覚障害者とのコミュニケーション推進のため、手話の一つである指文字に関する学習支援アプリケーションの研究を進めています。横山さんの研究では、連続した複数の指文字動作を一つずつに区切って分類するための指文字インデクシング(索引付け)手法を開発しました。手指の形状と動作に関する特徴と、ディープラーニング(深層学習)技術の一つであるLSTMモデルを用いることで、良好な結果を得ることができました。
横山さんは、春から電装系の企業に勤務し社会人として活躍します。受賞にあたり、「開発した手法が手話認識技術の発展につながれば。聴覚障害者を支援できる学習支援アプリケーションの発展に期待しています」と話しています。