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内閣府の「みちびき(準天頂衛星システム)」サイトに瀬古繁喜教授の実証実験の内容が紹介されました

2021.09.24 TOPICS

 内閣府及び準天頂衛星システムサービス株式会社は、準天頂衛星システム「みちびき」を利用した新しいサービスや技術の実用化に向けた実証事業の支援を行っています。

 2020年度の実証事業として建築学科の瀬古繁喜教授が企業と共同で取り組んでいるデジタルツイン・コンクリート工事管理システムの実証実験が採択され、内閣府のサイトで実施内容が記事として紹介されました。

 デジタルツイン・コンクリート工事管理システムは、サブメータ級測位補強サービス(SLAS)を活用しており、コンクリート打込み作業者がGNSS受信機(SLAS対応受信機)を装着。工事を行う位置を測位し、コンクリートポンプに設置したセンサーが算出する打込み量と、その位置データを組み合せて、シミュレーションプログラムによって現実の状態に近い工事進行を三次元で可視化するシステムです。

 瀬古教授は「工事が進む状況をデジタル技術で可視化して情報を共有することで、工事の効率化や作業人員の適正化、監督や作業者への教育などが可能になると考えました。今後は、作業者の位置をより高精度に測位すると共に、コンクリート打込み位置をより厳密に割り出せるようにすることを目指しています。」と話しています。

内閣府「みちびき(準天頂衛星システム)」サイトでの記事紹介
https://qzss.go.jp/usage/userreport/ait_210921.html

同サイトでの実証実験の紹介映像
https://eqm.page.link/K2W9

  • 瀬古教授(中央)と実証を行った瀬古研究室の学生ら(撮影時のみマスクを外しています。)
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