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卒業生が初めて米国プロフェッショナル・エンジニア(P.E.)合格

2021.11.05 TOPICS

 米国プロフェッショナル・エンジニア(P. E . )試験に、本学卒業生で初めて長谷川秀樹さんが合格しました。

 米国のP. E . 制度はエンジニアの資格制度として国際認知度が高く、日本においても海外向けプロジェクトを行っている企業や、エンジニアの国際化教育に取り組んでいる大学が受験を奨励しています。P. E . 所持が必須のプロジェクトや事業方針として積極的に推奨する企業も増えるなど、社会においてその必要性は高まっています。

 本学ではP. E .の理念に基づき、技術力と倫理観、社会の安全・健康・福祉を守る意識を育むとともに、国際的な技術業務の素養を身につける「P. E .コース」(現・「アドバンスエンジニアプログラム」)を2009年度から機械学科に設置しています。P. E . 試験1次試験に相当するF. E . 試験( The Fundamentals of Engineering exam)試験にはこれまでに累計11人の合格者が生まれました。

 長谷川さんは学部3年時から同コースに参加し、4年時にF. E . 試験に合格しました。その後、大学院博士前期課程工学研究科機械工学専攻に進学し、修了後は株式会社荏原製作所に就職。ポンプ自動化生産ラインの構築業務や海外拠点の生産性改善業務に携わりながら、海外事業でのさらなる活躍を期待され、P. E . 試験に向けた勉強を重ねてきました。

 9月24日、在学中に指導教員だった中山雄行機械学科准教授と共に本学に合格の挨拶に訪れた長谷川さんは、後藤泰之学長に「取得に向けた勉強を通じて工学全般を俯瞰することができ、視野が広くなりました。取得した資格を生かして国際交流やビジネスの幅を広げ、世界で活躍するエンジニアを目指していきたい。人間性や技術力を磨き、P. E . として相応しい人物となれるよう地道に精進を重ねていきます」と抱負を語り、激励を受けました。

  • 合格の挨拶に訪れた長谷川秀樹さんを囲んで、後藤学長(右)と中山准教授(左)
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