NEWS詳細

長湫ボーダーズがSI2021優秀講演賞を受賞

2022.02.02 受賞・表彰

 昨年8月開催のレスキューロボットコンテスト20×21で最優秀チームに贈られるレスキュー工学大賞を受賞した本学の長湫ボーダーズが、第22回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2021=昨年12月15~17日にオンライン開催)で「レスキューロボットコンテスト20×21における長湫ボーダーズの『やさしさ』の具現化」と題して発表し、優秀講演賞を受賞しました。

 長湫ボーダーズは、本学のレスキューロボット研究会を母体とするチームです。阪神大震災を機に始まったレスキューロボットコンテストなどを目標に活動を続け、昨年の同コンテストではレスキュー工学大賞のほかベストプレゼンテーション賞、inrevium杯、計測自動制御学会特別賞を受賞しています。

 SI2021では、コンテストに向けて話し合ったチームコンセプトの考え方や、新たに追加されたルールへの対応、コンテストに出場した4機体それぞれの「やさしさ」を実現するために実装した技術などについて発表しました。今年度のチームコンセプトは、「やさしさと迅速さを掛け合わせた救助活動」。「やさしさ」の中にはロボットの操縦者への「易しさ」と要救助者への「優しさ」という2つの点が含まれます。チームコンセプトを満たし、新ルールへ対応するためにショアリングロボット(倒壊・半壊した建物を支え、二次被害防止や救助を支援するロボット)を用いた救助機構や、全方向移動クローラー、リーダー・フォロワー方式(コントローラーに同期してアームが同じ動きをする遠隔操作機能)のアームコントローラーなどの開発を行いました。レスキューロボットコンテスト20×21での競技結果をもとに、これらロボットに関する考察を行いました。

 受賞メンバーは、機械学科3年の中澤佳那さん、浦下修さん、小池暁士さん、電気学科3年の一木健さんの学生4人と、原田祐志機械学科准教授。中澤さんらは「思うように進まないことが多く、この論文を書くことを諦めたいと思うときもありましたが、一緒に頑張ったメンバーや支えてくださった先生方と先輩方のおかげで発表までたどり着くことができました。この経験を活かし、これからも頑張りたいと思います」と、コンテストに続く受賞を喜んでいます。

  • SI2021優秀講演賞を受賞した長湫ボーダーズ
PAGE
TOP