第18回種子島ロケットコンテスト大会(宇宙航空研究開発機構などの実行委員会主催)は3月7日にオンライン開催され、本学の文化系クラブであるASTRONから参加した3チームが、部門賞2位などの優秀な成績を収めました。
大会は、本来は作製したモデルロケットを種子島宇宙センター内で飛ばして競う競技会ですが、ここ3年はコロナ禍のため中止かオンライン開催となっていて、自分たちのチームが作成したロケットを実際に飛ばし、その成果をプレゼン形式で発表しています。
今大会でASTRONから参加した4チームのうち、ペイロード有翼対空部門に出場した「MMM」チームが2位入賞しました。この部門は翼付きの積載物(ペイロード)を機体にのせて打ち上げ、その滞空時間を競います。チームは、風の強さに合わせて落下速度が制御できるペイロードを作成しようと考え、ヘリコプターの翼ピッチ角可変機構を応用し、ペイロードの翼角度を変えられるようにしました。また、受信機をペイロード内に収納することでラジコンによる翼角度操作で落下速度制御を可能にしました。
このほか、同部門で「AIT航空」チームが3位入賞し、滞空・定点回収部門に出場した「fen」チームが6位の成績を収めました。コロナ禍の自粛により制約の多い環境下、ぎりぎりまで制作に取り組んだ学生たちは「他チームの多彩な技術を学ぶことができた」と手ごたえを話し、学部1・2年の参加者も「来年はこの知識と経験を生かして優勝を目指します」と意欲的でした。