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住・商空間デザイン研究室の学生たちが中部卒業設計展最優秀賞などを受賞

2022.06.13 受賞・表彰

 建築学科の住・商空間デザイン研究室(安井秀夫教授)に所属の学生たちが、令和3年度の卒業設計でNAF中部卒業設計展最優秀賞などを受賞しました。

 受賞したのは、建築学科を今春卒業した守屋華那歩さんと伊藤稚菜さん。守屋さんは「未像家族」と題して作品発表し、中部地区の学生たちが競うNAF中部卒業設計展(3月16日)で見事に最優秀賞を射止めました。「住分解 ~規格化の再解釈による都市的場所性の創出~」と題して作品発表した伊藤さんも、同展で優秀賞を受賞したほか、この作品により日本建築家協会東海支部が主催するJIA東海学生卒業設計コンクール(5月30日)銀賞を射止めました。

 守屋さんの「未像家族」は、高度成長期以降の核家族化に伴って定型化した家族の形態が変化している現代において、家族のあり方を再考察することを研究の目的にしています。特にマイノリティな立場にある人たちも含めた、新しい共同体による家族を超えるための器である集合住宅を設計しました。

 伊藤さんの「住分解 ~規格化の再解釈による都市的場所性の創出~」では、既存の都市に残された残余空間の再生を、新しい建築への指標と捉えました。都市に空き家として残され構造物となってしまった建築の可能性を考察し、将来に向けたプログラムで解決する建築提案を行いました。

 受賞にあたって、守屋さんは「テーマに決めた現代の家族についての考察に悩み、何度もエスキスを重ねました。その努力が、目標にしていたNAFでの受賞で報われました」と喜びを話しています。伊藤さんも「多くの方の講評をいただき、その都度考え直しブラッシュアップを重ねました。この経験を大切に、今後も建築に向き合っていきたいです」と意欲をみせています。

■守屋さんの「未像家族」

■伊藤さんの「住分解 ~規格化の再解釈による都市的場所性の創出~」

  • 受賞した守屋華那歩さん(左)と伊藤稚菜さん
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