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COBOTTAプロジェクト、FOOMA JAPAN2022で成果を披露

2022.06.15 TOPICS

 ロボット研究ミュージアムのプロジェクトであるCOBOTTAプロジェクトが、6月7〜10日に東京ビッグサイトで開催された「FOOMA JAPAN2022」に参加し、クレープづくりのデモンストレーションなどを披露しました。FOOMAは食品業界でアジア最大級の展示会であり、食品加工をテーマに研究開発したシステムを通じて、ミュージアムの活動が高い評価を得ることができました。

 出展したのは、人と協働するアーム型ロボットを開発したデンソー(デンソーウェーブ)のブース。ここで2台のCOBOTTAを用い、クレープの生地を準備して広げ、焼き、トッピングし、折りたたむまでの工程を自動化したデモンストレーションを披露しました。さらに、五平餅やポップコーン、和菓子を作る各プロジェクトや医療支援のデンタルプロジェクトについても動画で紹介しました。

 会場デモンストレーションに参加した学生は、大学院工学研究科博士前期課程2年の浅田拓未さん、鈴木翔也さん、電気学科4年の一木健さんによるCOBOTTAクレーププロジェクトと、電気学科の知的計測制御研究室(古橋秀夫教授)や機械学科の知能集積システム研究室(内田敬久教授)に所属する院生・学生たちです。動画で紹介した各システムの制作には、知能集積システム研究室の中澤佳那さん(4年)、浦下修さん(同)も参加しました。

 FOOMAJAPAN2022は過去45回の開催の中で出展企業数が最多となり、来場者数もコロナ禍前の2019年に近い92,717人に上りました。ブースへの来訪は途切れることがなく、学生たちのアイデアを具現化したデモンストレーションが大きな反響を呼び、問い合わせをいただきました。

 このほか、ロボット研究ミュージアムでは4月20~23日にポートメッセなごやで開かれた「2022中部パック」(中部包装食品機械工業会主催)でも、大学として唯一の特別ブースを出展しました。クレープづくりのデモンストレーションなどを披露し、大村秀章知事の視察をいただきました。会場では、同ミュージアムの西山禎泰客員講師が「包装食品の現状と今後」と題して工業高校生、大学生向けのセミナーを開講しました。

●COBOTTAクレーププロジェクト
https://www.youtube.com/watch?v=_CmPSuL6bVk&t=119s

●COBOTTAデンタルプロジェクト
https://www.youtube.com/watch?v=g1O4csLj8Iw&t=3s

●COBOTTA 五平餅プロジェクト 
https://www.youtube.com/watch?v=LkbCeaJnPXU&t=21s

●COBOTTAポップコーンプロジェクト
https://www.youtube.com/watch?v=csMPzh9TVcg&t=3s

●COBOTTA和菓子プロジェクト 
https://www.youtube.com/watch?v=VeMklZEwsG8


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  • COBOTTAクレーププロジェクトのデモンストレーション
  • FOOMAJAPAN2022に参加した学生・教員ら
  • 大村知事の視察をいただいた中部パックでの出展 写真左端は、中部包装食品機械工業会の生田涌希会長(株式会社フジキカイ社長)
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