経営学科の柊紫乃教授が、日本管理会計学会誌「管理会計学」に掲載された論文によって同学会の論文賞を受賞しました。
受賞論文は「現場改善効果の類型化 -会計的視点からの考察-」です。
現場改善の目的のひとつに、生産性向上があります。従前の原価計算手法では、これらの改善効果を網羅的に金額測定することが困難でした。そこで、著者らは「機会損失」概念を取り入れることで改善の会計的評価を可能にする「現場改善会計論(Gemba Kaizen Costing:GKC)」を提唱してきました。
今回の受賞論文は、GKC による改善効果計算の概念式や計算事例を示し、改善の会計的効果の現れ方を類型化しました。