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沖縄海洋ロボットコンペティションでフリースタイル部門最優秀賞

2022.11.24 受賞・表彰

 沖縄県宜野湾市で11月18~19日に開催された第8回沖縄海洋ロボットコンペティションで、本学がフリースタイル部門最優秀賞を受賞しました。

 同コンペティションに、本学は機械学科と電気学科の学部生・院生たちが、学生チャレンジプロジェクト「B.U.V(生体模倣水中ロボット)プロジェクト」(指導教員・内田敬久機械学科教授)として参加を続けています。今回は本学から5チームが参加した中、知的計測制御研究室(古橋秀夫教授)に所属する大学院博士前期課程2年の浅田拓未さんが手掛けた外骨格マンタ型ロボット「AIT-BMR-Ⅱ」がフリースタイル部門最優秀賞に輝きました。インフラ点検や海底探索などを目的に開発した機体で、マンタ型の遊泳と6足歩行が可能なメカニズムを持ちます。審査のプレゼンテーション(オンライン)で、コンセプトの発表や遊泳のデモンストレーション映像などが高い評価を受けました。

 浅田さんは「参加できる最後の大会で特別な思いがあり、また多くの課題がありました。ロボットの設計・制御・制作では行動して初めて理解が深まることが多く、チームワークが大切です。ロボット研究ミュージアムでの経験を活かし、皆で協力して研究開発を進めることができた成果と思います」と喜びを話しています。

 一方、ROV(Remotely operated vehicle:遠隔操作型の無人潜水機)部門で、本学はバイオミメティクス(生物の動きの構造や機能、生態特性を観察、分析し、新技術の開発や物造りに活かす科学技術)の研究開発を目的にフィン型機体を用いてチャレンジを続けています。今回発表した新型「AIT‐MSV」は、消費電力の低下と低コスト化のために、4つのスクリューと2自由度の推力偏向機構を使用して6自由度の動きを実現しています。視認性と操作性を重視して水上と水中を広い範囲で観測できるシステムを構築し、ワークショップ(プレゼンテーション)2位の高得点を獲得しました。

  • 参加した学部生・院生たち
  • フリースタイル部門最優秀賞の「AIT-BMR-Ⅱ」
  • ROV部門で発表した「AIT‐MSV」
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