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CGメディア研究室の研究が羽倉賞奨励賞を受賞

2022.12.01 受賞・表彰

 情報科学科のCGメディア研究室(水野慎士教授)が取り組んでいる研究が、第6回羽倉賞奨励賞を受賞しました。羽倉賞は、3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術の研究普及に多大な功績を残した故羽倉弘之氏の功績を称え、2017年に一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)が創設した賞です。最先端の表現技術を活用した「作品」「取り組み」を通して、社会に貢献した功績を表彰します。

 受賞研究は、同研究室の安素羅さん(大学院博士前期課程2年)と水野教授が、トヨタ紡織、NTTドコモと共同で行ってきた「移動する車を用いた立体的プロジェクションマッピング」です。CG-ARTS協会から推薦を受けての受賞となりました。

 これは、車に小型プロジェクターを搭載し、位置情報をCG映像に反映させて地面に投影するプロジェクションマッピングの手法です。GPSによる位置情報を用いることで、移動に応じて投影映像がリアルタイムで変化します。また、トリックアートの一種であるアナモルフォーシスの技術を用いることで、投影映像を立体的に観察することができます。暗闇の中、ヘッドライトで照らされた動物が現れるような表現が可能になっています。

 この研究は、CG分野のトップカンファレンスである SIGGRAPH 2022 のポスター部門にも採録されました。

※「移動する車を用いた立体的プロジェクションマッピング」(YouTube)
https://youtu.be/kxUGlb7U6J8

※ SIGGRAPH 2022
https://s2022.siggraph.org/presentation/?id=pos_222&sess=sess242

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