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MOT技術経営研究室の渡邉豊之さんが日本経営診断学会全国大会で受賞

2022.12.16 受賞・表彰
  • 大学院生(社会人部門)優秀賞・研究奨励賞を受賞した渡邉さん

 大学院経営情報科学研究科博士後期課程1年の渡邉豊之さんが、日本経営診断学会の第55回全国大会(10月7~9日・松山大学)で行った発表により、大学院生(社会人部門)優秀賞・研究奨励賞を受賞しました。

MOT技術経営研究室(後藤時政教授)に所属する渡邉さんは、「知的財産の信託による特許権利化戦略の分析」と題して発表しました。

 企業活動において、新事業の創出の場面では知的財産が重要です。企業のイノベーション戦略上、知的財産の独占的な利用にこだわる必要はなく、局面によってはオープン・イノベーションの考え方にそって知的財産を開放することもあります。経営資源としての知的財産の権利化や権利活用を実現する上で、知財信託は有益な選択肢となる可能性があります。

本研究では、オープン・イノベーションを図る一手法としての知財信託に着目し、特許権を保有するための特許管理手法(特許出願、審査請求、分割出願、拒絶査定不服審判など)を分析することで、活用型の知的信託による特許権利化戦略について考察しました。

 受賞に当たって、渡邉さんは、「指導教官の後藤先生や関係者の皆様から多くのご指導をいただき、受賞できましたことに感謝を申し上げます。社会人学生としてスタートし、自分が研究者として一定の評価をいただいたと感じ、とても自信がつきました。今後も知的財産の研究を続けて、成長していきたいと思っています」と喜びを話しています。

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