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電力システム工学研究室(雪田研)の長谷川さんが電気設備学会学生研究発表会で優秀賞

2023.01.26 受賞・表彰

 昨年12月26日に東京都八王子市の学園都市センターで開催された電気設備学会の2022年(第4回)学生研究発表会で、電気学科の電力システム工学研究室(雪田和人教授)に所属する長谷川壮良さん(4年)が「直流アーク発生時の電流特性の一考察」と題して発表し、優秀賞を受賞しました。

 近年、地球温暖化への関心が高まり、太陽光発電装置の設置数が急増しています。その一方で、太陽光発電装置におけるアーク発生による事故が問題となっています。アークが発生すると、回路上に高周波ノイズが重畳することが知られており、回路にセンサを取り付けることで、この高周波ノイズを利用してアークを検出することができます。

 本検討では太陽光発電装置におけるアーク事故を模擬した実験を行い、アーク発生点と回路に取り付ける電流センサの距離を変えて、アーク発生時に生じる高周波ノイズの特性を調査しました。その結果、アーク発生点から電流センサが遠ざかることで、一部の周波数帯の高周波ノイズが減衰することがわかりました。

 受賞に当たり、長谷川さんは「今回の発表で研究内容についてさまざまなご指摘をいただき、とても勉強になりました。これを励みに、今後もより一層精進していきたいと思います」と喜びを話しています。

  • 賞状を手にする長谷川さん
  • 実験条件・回路図
  • 高周波ノイズ測定結果
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