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電力システム工学研究室(七原研)の山田康暉さんが電力系統技術委員会奨励賞を受賞

2023.02.21 受賞・表彰

 大学院博士前期課程1年の山田康暉さんが、電気学会電力系統技術委員会主催の電力系統技術研究会(2022年1月・Web開催)で行った発表により、電力系統技術委員会奨励賞を受賞しました。

 電力システム工学研究室(七原俊也電気学科教授)に所属する山田さんは、「インバータ電源大量導入時における電力系統の電圧制御 ―背後インピーダンスに応じた適切なインバータ力率の選定―」と題して発表しました。

近年、太陽光発電や風力発電などのインバータを使用した電源の導入量が増加傾向にあり、電圧変動などの問題が生じています。現在でもこれに対し、インバータの力率を制御するといった対策が取られています。しかし、インバータの力率をどのような設定値とすればよいかについては、十分に明らかとなっていません。そのため本研究では、インバータ力率の設定値について、電力系統の抵抗とリアクタンスをパラメータとした選定法を提案しました。

 受賞に当たって、山田さんは「初めての学会発表だったこともあり、指導教官をはじめとした多くの方に助けていただきました。発表当日には座長の先生から貴重なご助言をいただきました。この受賞を糧とし、今後の研究生活にも全力で取り組んでいきたいです」と話しています。

  • 賞状を手にする山田さん
  • 分析対象の一機無限大母線系統モデル
  • 提案した手法(力率と抵抗・リアクタンスのパラメータとの関係)
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