CGメディア研究室(水野慎士情報科学科教授)に所属する大学院博士前期課程2年の安素羅さんが、2022年度の情報処理学会山下記念研究賞を受賞しました。山下記念研究賞は、情報処理学会の研究会およびシンポジウム発表論文の中から特に優秀な論文が選出され、その発表者に授与されます。
安さんが2021年の情報処理学会デジタルコンテンツクリエーション研究会で発表した「立体的映像を用いたオンライン参加型プロジェクションマッピングの開発」が、デジタルコンテンツクリエーション研究会主催の研究会やシンポジウムで発表された90件の論文のうち最も優れた2件の論文の一つとして選出され、受賞となりました。
安さんが取り組んだのは、オンライン上のユーザが遠方の現実空間との接点が持てることを目的として、Webページ上に描いたキャラクタを現実空間に投影する共創型のインタラクティブプロジェクションマッピング型コンテンツの開発です。
このほか、産総研が中心となって設立した「拡張体験デザイン協会DAAXコンソーシアム」が主催する「DAAX Student Design Award」でも、安さんの「多彩な鑑賞と参加を可能にする立体的インタラクティブプロジェクションマッピングに関する研究」が同Awardを受賞しました。