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ビジュアル情報処理研究室の内木正紘さんが日本ハンドボール学会賞を受賞

2023.03.15 受賞・表彰

 情報科学科のビジュアル情報処理研究室(澤野弘明准教授)に所属する内木正紘さん(3年)が、日本ハンドボール学会第11回学会大会(3月4~5日・大阪経済大学)で行った発表により、学会賞を受賞しました。

 内木さんは「ハンドボールのゲーム分析支援アプリの提案」と題して発表しました。

 ハンドボール競技において、相手チームを分析することは、試合を優位に進めるために重要です。アナリストが相手チームの攻撃パターンを分析することで、相手チームの戦術や選手の得意なシュートコースなどの情報を把握でき、相手チームが得意なプレーに対する対策を取ります。そこで本研究では、試合中に発生したシュートを、シュート決定率やシュート生起率などの項目で可視化することにより、戦術を練るための手段を提供することを目的とする分析支援アプリを作成しました。

 シュートの分析方法は、筆者らが作成したWeb アプリケーション上で、YouTube にある試合映像が提示され、選手がシュートを打った際に、選手がシュートに行くまでの軌跡、シュートコース、シュートの種類などの情報をアナリストが入力します。入力された情報はデータベースに登録され、選手のシュートに関する情報が可視化されます。

 受賞に当たり、内木さんは「大変栄誉ある賞をいただき、うれしく思います。指導してくださった先生や先輩方、支えてくれた仲間のおかげだと思っています。また、多くのハンドボール関係者の方々と意見交換をすることができ、非常に有意義な学会発表となりました。今回の学会発表を糧に、今後も全力で研究に取り組んでいきたいです」と喜びを話しています。

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