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AIT-Rescueがロボカップジャパンオープンで優勝

2023.05.17 受賞・表彰

 5月5〜7日に滋賀県の滋賀ダイハツアリーナで開催されたロボカップジャパンオープン2023で、レスキューシミュレーションリーグに出場した本学のAIT-Rescueチームが優勝を勝ち取りました。

 AIT-Rescueチームは、情報科学科の分散人工知能研究室(伊藤暢浩教授)に所属する鈴木宏哉さん(大学院経営情報科学研究科博士前期課程2年)、藤澤丈さん、上原温揮さん、前田綾也さん、松永一希さん(同1年)の院生たちと、伊藤教授、岩田員典愛知大学経営学部教授の合わせて7人です。

 コロナ禍の後、初めて大部分のリーグが一堂に集まった競技会は、約300人が参加し、一般の人々にも公開されました。レスキューシミュレーションリーグは、コンピュータ内の仮想的な都市で発生する都市直下型地震に対して、多数の人工知能ロボットが協力して被害を最小限にとどめる、協調的な災害救助戦略を競う競技です。1日の中で多くの仮想地域(都市)で競技を行い、どの地域でも被害を抑えられたチームが勝利します。

 AIT-Rescueチームは、一昨年のRCAP2021アジア大会優勝、昨年のRoboCup2022世界大会2位の実力を発揮、5日、6日の予選リーグ、7日の決勝リーグともに1位を獲得して優勝しました。

 院生たちは「旅費の都合もあり、全員は現地参加できませんでしたが、互いに連絡を取り合い、全員で協力して開発を行うことができました。優勝を勝ち取ることができ、とてもうれしいです」と話しています。チームは、7月にフランス・ボルドーで開催されるRoboCup2023世界大会に出場します。

 また大会の中で、チームの鈴木宏哉さんが昨年の国際会議で発表した論文「Implementation of Pseudo-Communication Module for DCOP Algorithms on RRS and Improvement of Binary Max-Sum(RRSにおける DCOPアルゴリズム用擬似通信モジュールの実装とBinary Max-Sumの改善)」に対してロボカップ研究賞が贈られました。

  • AIT-Rescueチームの院生。前列左から鈴木宏哉さん、藤澤丈さん、上原温揮さん、後列左から前田綾也さん、松永一希さん
  • 授賞式のAIT-Rescue (左から鈴木宏哉さん、岩田員典愛知大学教授、上原温揮さん、伊藤暢浩教授、岡田浩之ロボカップ日本委員会会長)
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