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ユビキタス情報処理研究室の大鐘さんに情報処理学会東海支部の学生論文奨励賞

2023.05.30 受賞・表彰

 大学院経営情報科学研究科博士前期課程を今春修了した大鐘勇輝さんが、情報処理学会東海支部の学生論文奨励賞を受賞しました。

 学生論文奨励賞は、情報処理に関する学問や技術の分野で将来を嘱望される支部所属の学生会員(卒業後1年未満の会員を含む)に贈られる賞です。ユビキタス情報処理研究室(梶克彦准教授)に所属した大鐘さんは、論文「BLEビーコンを用いた車椅子の自走・介助および活動量の推定手法」が「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO)2021シンポジウム」で優秀論文賞を受賞し、情報処理学会MBL研究会から推薦されて論文誌に掲載されました。これが2022年度に掲載された論文の中で優秀なものとして選出されました。

この研究は、BLEビーコン(Bluetoothの電波を発するビーコン)を用いて、車椅子使用者の活動量や、自走しているのか介助されているのかを判定するという取り組みです。通常、活動量の推定には加速度センサといったモーションセンサが使用されますが、これらの手法は車椅子使用者を対象とすることがなく、導入・運用コストが高いという問題がありました。そこで本研究では、車椅子使用者を対象とした低コストなモニタリング手法を目指し、その基礎検討としてBLEビーコンを用いた活動量と自走・介助の判定手法を提案しました。

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