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CGメディア研究室の学生・院生がDICOMO2023で野口賞と優秀プレゼンテーション賞

2023.07.28 受賞・表彰

 情報科学科のCGメディア研究室(水野慎士教授)に所属する学生・院生のチームが、情報処理学会の「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO)2023シンポジウム」(7月5~7日・富山国際会議場)で「民族学博物館の展示物に興味を惹きつけるためのデジタルコンテンツの制作」と題して口頭発表とデモ発表を行った結果、優秀なデモ発表に贈られる「野口賞」と優れた口頭発表に贈られる「優秀プレゼンテーション賞」を同時受賞しました。さらにDICOMO2023に併設して行われた「DCC研究会デジタルコンテンツ制作発表会」でも、最も優れた作品に贈られる「デジタルコンテンツ制作発表会優秀賞」を受賞しました。

 受賞したのは、学部4年の米田さやかさん、片山あず美さん、山本千鶴さん、尾澤諒さん、相原昌喜さんと、大学院博士前期課程2年の篁知樹さんの合わせて6人のチームです。今回の研究は、愛知県犬山市のリトルワールドでの展示(3月)のために開発した2つのコンテンツ「ラスコー洞窟壁画デジタル再現」と「仮面バーチャル装着体験」の開発手法や展示についてまとめたもので、DICOMO2023では実際の展示も行いました。

「ラスコー洞窟壁画デジタル再現」は、フランスにある「ラスコーの洞窟」の壁画の画像を、展示エリアの壁に投影しました。壁画の輪郭をなぞるようにレーザー光を照射し、その後徐々に壁画が投影されるような仕組みを構築しました。「仮面バーチャル装着体験」では、ポーズを取ると、頭だけが仮面(館内の展示物)の画像に置き換わるというバーチャル体験を来場者に楽しんでもらいました。

 DICOMO2023の口頭発表とデモ発表は、それぞれプログラム委員による審査と参加者による投票で審査されました。口頭発表とデモ発表のいずれも受賞した研究は、約230件の発表のうち3件のみでした。併設のDCC研究会デジタルコンテンツ制作発表会では参加者による投票が行われ、やはり高く評価され受賞となりました。

リトルワールドの展示は以下の動画で

https://youtu.be/lNYkByYuz9g

  • 受賞チームの(左から)片山あず美さん、米田さやかさん、相原昌喜さん、山本千鶴さん
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