電気学科の電力システム工学研究室（津坂亮博助教）に所属する4年 生の滝口裕麻さん（愛工大名電高校出身）、金原伊吹さん（同）、佐藤心泉さん（同）、米澤旬平さん（静岡県立藤枝西高校出身）が、一般社団法人建築設備技術者協会中部支部が主催する2023年「建築設備士の日記念学生コンペ」で佳作を受賞しました。

　今年の同コンペは「未来の環境を創造する「くうき・みず・でんき」の活用」をテーマに開催され、学生らは「Eco-Friendly Mall -次世代の環境を創造する-」と題した提案を行いました。

　この作品は、大型商業施設に着目し、太陽光発電を最大限活用できるような気候の土地で建物全体に発電ガラスを採用することを提案しています。また、日本は多くの災害リスクを抱えており、災害が起こると電気や水の供給が止まり生活ができなくなることから、被害が大きくなったり復興が遅くなったりする可能性があるため、そのような場合でも、設備を維持し避難所等として活用できるように、 EV や水素を利用した電力の貯蔵、空気からの水の生成などにより、災害レジリエンスの高い施設づくりを目指すことも提案しています。

　学生らは、「大変良い経験になりました。今後も、環境問題に貢献できるような技術者になれるように頑張りたいです」と話しています。