情報処理学会全国大会（3月15～17日・神奈川大学横浜キャンパス）で、大学院博士前期課程1年の加藤風真さん（発表時は情報科学部4年）が行った発表「行動センシングデータ収集に基づく調理行動比較分析Webシステムの基礎検討」が学生奨励賞を受賞しました。

　行動情報科学研究室（梶克彦教授）に所属する加藤さんは、スマホやスマートウォッチといったウェアラブル端末のセンサを用いて、調理中の人の行動を推定し、調理行動を比較できるWebシステムの研究に取り組んでいます。料理の結果を共有する方法はさまざまあって、他の人と料理の出来を比べられますが、調理中の行動を比較するシステムは普及していません。調理行動を比較すると、どれだけ優れた動きができているかや、過去の自分からどの程度成長しているのかがわかるという発想に基づいています。

　受賞にあたり、加藤さんは「先生のご指導や研究室のみんなの協力によるところが大きく、非常に感謝しています。今回得られた経験を活かし、さらなる向上を目指して研究に注力したいです」と喜びを話しています。