第17回愛知工業大学プロジェクト共同研究シンポジウムが7月10~12日の3日間、八草キャンパス総合技術研究所視聴覚室で開かれました。産学連携研究推進事業の一環として企業と共同で研究に取り組むプロジェクト共同研究は、本学独自のマッチングファンドで、公募のうえ採択した研究を総合技術研究所が支援します。企業から提供された研究経費と同額、または全額を本学が助成し、毎年のシンポジウムで成果を報告しています。
開会に先立って総合技術研究所の鈴置保雄所長が本学の産学連携の概要と進め方について挨拶で述べ、本年度は以下の25件について本学研究代表者から成果報告がありました。
■佐藤暢也応用化学科教授
「高接着強度で高伸張性を有する2液性ポリウレタン接着剤の化学構造と物性評価」「各種ポリウレタンを用いた制振性付与エポキシ樹脂の創出」
■森竜雄電気学科教授
「ペロブスカイト太陽電池の低コスト封止技術の開発」
■田岡紀之電気学科教授
「原子層堆積法によって形成したHf酸化膜の結晶相制御とその電気的特性」
■古橋秀夫電気学科教授
「ロボットによる自律駆動型実験技術の開発」
■横田崇社会基盤学科教授
「地震即時検知警報装置の開発と地震時の緊急対応のための地震防災システムの構築」
「多点設置可能な低コスト雨量計および観測システムを用いた『土砂災害警戒区域における面的な降雨量データ取得による住民への適切な防災情報発信の研究』」
■中村吉男社会基盤学科教授
「産業副産物を主原料とした再生球状骨材の高度利活用に関する研究」
■雪田和人電気学科教授
「送電線路における故障時の波形分析 ~故障発生時刻の精度向上」
■清家善之電気学科教授
「半導体デバイス製造プロセスにおける静電気障害防止技術の確立」
「塗布法による半透明ペロブスカイト太陽電池の実用化に関する研究」
「高周波超音波振動体の周波数における洗浄能力解析」
■瀬古繁喜建築学科教授
「合成床版のコンクリートの充填・空隙および滞水の検知装置の実用化に関する研究」
■巽信彦建築学科講師
「高強度鋼・低降伏点鋼に対する既往の履歴モデルの適用性」
■江上泰広機械学科教授
「溶液中の二酸化炭素濃度の光学的面計測法の開発」
■西島義明機械学科教授
「電動化車輌への適用を見据えたエンジン熱効率と排ガスの改善」
「ガソリンエンジン部品の樹脂化による熱効率改善に関する研究」
■武田亘平機械学科准教授
「アルミニウム合金の超音波照射による残留応力低減とその疲労寿命向上」
■日比野良一機械学科教授
「計測データを基にした変速時の車両前後挙動のモデル化手法提案」
■福澤和久経営学科講師
「モビリティ『電動化』における消費者ニーズの国際比較研究」
■菱田隆彰情報科学科教授
「SDGsを達成する働き方を支援するデータ活用・仮想表現技術に関する研究」
■水野慎士情報科学科教授
「様々な投影対象形状や設置に対応可能な超短焦点映像投影システムの開発」
「民族博物館の展示物を生かすインタラクティブコンテンツの開発」
■内藤克浩情報科学科教授
「RFIDと画像認識技術を融合した次世代データ解析システムの研究開発」
「生産設備のセキュアな高度化技術の研究」