男子卓球部の篠塚大登(3年)が出場したパリ五輪卓球男子団体を応援しようと、本学は八草、自由ヶ丘両キャンパスにパブリックビューイング(PV)会場を開設しました。卓球部をはじめとする運動部員や一般学生、教職員、住民らが詰めかけ、現地に届けとばかりに大声援を送りました。
PV会場は、準々決勝(6日)、準決勝(8日)、3位決定戦(9日)の3試合で八草キャンパス愛和会館講堂と自由ヶ丘キャンパス講義室に開設し、応援グッズのスティックバルーンなどを用意しました。
今大会で篠塚は、メダル獲得まであと一歩に迫ったチームの勝利に、思い切りの良さと冷静さを兼ね備えたプレーで貢献しました。準決勝のスウェーデン戦と3位決定戦のフランス戦では、個人戦のメダリストとなった各国エースと対決し、金星こそ上げられなかったものの、ぎりぎりまで追い詰める互角の戦いを繰り広げました。
3位決定戦は、日本が1番ダブルスと2番シングルスを失い、3番・4番の各シングルスを取り返して、篠塚に回る5番シングルスのF・ルブラン選手(シングルス銅メダリスト)戦で決着がつく形になりました。「必ず自分に回ってくる」と信じて準備していた篠塚は、第1・第2ゲームを取られたものの、第3ゲームを粘って14-12で奪い返し、ゲームカウント1-2としました。この前後、緊急地震速報が入って放送が一時中断されるハプニングがありましたが、観客たちは手持ちのスマホによる観戦に切り替え、最高のボルテージで応援を続けました。
意地のぶつかり合いになった第4ゲーム、篠塚は8-5とリードを奪いながらも、そこからジュースに持ち込まれ、最後は11-13と力尽きてゲームカウント1-3で敗戦。チームは4位で大会を終える結果になりましたが、攻めの姿勢を貫いた選手たちに、会場からねぎらいの大きな拍手が送られました。
PV会場は、篠塚の地元の東海市役所でも開設されたほか、篠塚が「豊田市わがまちアスリート」に認定されている豊田市でも、市役所ロビーで応援イベントが開催されました。