未来の宇宙機システムのための基礎研究を推進。
「新しいコンセプトのロケットエンジン」「地球への再突入カプセル」「月面ローバー」「スペースコロニー」など、さまざまな宇宙機システムの開発を支える基礎研究を行っています。ここから生み出される原理や技術が、人類の未来に貢献するかもしれません。実験に必要な機材は可能な範囲で学生自身が作成しており、ものづくりの楽しさも味わえる研究室です。
専門分野は、宇宙工学、ロケットシステム、再突入機システム。愛工大赴任前は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で研究開発に従事。
ロボットの研究開発を通して、人ため、社会のために役立ちたい。
機械工学、光学、電気電子工学を利用したセンシング技術について研究しています。汎用モジュールロボット(MMS)や草刈りロボット、水中ロボットなどを開発し、災害時の調査、国内農業の振興など、人のため、社会のために役立つロボットを実現するのが目標です。企業との共同開発も積極的に推進しています。
専門分野は、計測や制御、センサ、ロボットの領域。学生と一緒に開発したロボットが一般人の隣で動く光景を見るのが夢。
まだまだ未知の項目が多いエンジン。学生が追究する意義は大きい。
「クルマの燃費をいかに良くするか」をテーマに、心臓部であるエンジンを物理的・化学的に追究しています。工学的な研究には「未知な項目のメカニズムを明らかにする」「世の中の役に立つ」の双方が必要です。そのうえでエンジンは、学生の研究・学びの対象として有益なものだと考えています。企業との共同研究も推進しています。
専門分野は、内燃機関工学、エンジン燃焼と排気浄化、燃料噴射システム。株式会社デンソーで30年間、設計・研究を経験。
ロボットの研究開発を通して、人ため、社会のために役立ちたい。
機械工学、光学、電気電子工学を利用したセンシング技術について研究しています。汎用モジュールロボット(MMS)や草刈りロボット、水中ロボットなどを開発し、災害時の調査、国内農業の振興など、人のため、社会のために役立つロボットを実現するのが目標です。企業との共同開発も積極的に推進しています。
専門分野は、計測や制御、センサ、ロボットの領域。学生と一緒に開発したロボットが一般人の隣で動く光景を見るのが夢。
未来の有人宇宙活動に貢献する、ロケットの推進システムに挑む。
地上から約400kmの上空を飛行する国際宇宙ステーション(ISS)の運用が決まっているのは2024年まで。その後人類の宇宙活動は、月や火星での長期間滞在へ方向転換していくと言われています。
しかし、人が月や火星に長期間滞在して地球に帰還するためには、現在ロケットに使われている推進剤よりも高性能な推進剤が必要です。たとえば日本のH-ⅡA・H-ⅡBロケットは、液体水素と液体酸素を推進剤に使用していますが、液体水素の沸点は-253℃。
太陽光が当たらない宇宙空間の温度は-150℃程度のため、太陽光を遮って低温を保っても蒸発によるロスを避けることができません。当研究室では、長期間宇宙に滞在する将来の有人宇宙機の推進システムを見つめ、蒸発ロスの少ない最適な推進剤と推進システムについて研究しています。
注目しているのは、燃料に沸点が-162℃の液体メタンを、酸化剤に沸点が-183℃の液体酸素を使用する推進剤です。液体水素よりも液体メタンの方が蒸発ロスが少ないため、月に50日以上滞在するなら帰還用ロケットエンジンの燃料には液体メタンを用いる方がいいということもわかってきました。
そこで、この液体メタン+液体酸素を推進剤に用いたエンジンの燃焼試験のテストスタンドをつくり、シーケンスを組んで着火のテストを行っています。
このテストスタンドの特長は、液体メタンを触媒で反応させて着火する点。触媒の温度を何度にすれば着火が可能なのかを探りながら、実用化に向けた研究を進めています。
宇宙機のエンジンに使用できる推進システムをつくり上げるために、一歩ずつ前進しています。
高速空気力学に関連した、衝撃波、爆風、極超音速流、プラズマ流、昆虫の飛翔などの粘性流体を含めた流体力学の研究を行っている。
微小な機械システムを開発する上で必要な、超微細加工技術の開発、材料の機械特性と微構造の解明、新材料の開発に取り組んでいる。
楽しく創造的アイデアを活かしたこれまでにない3Dプリンターなどをデザイン・試作し、企業とともに製品化を行い先進的文化の形成にチャレンジする。
「火災旋風」「くん焼」など、複雑な燃焼現象のしくみを解き明かす。
大火事の際に現れる、炎が竜巻のように巻き上がっていく「火災旋風」。火災の初期要因となる、炎の出ない燃焼状態「くん焼」。こうした現象のしくみを解明し、防災に役立てることをめざしています。他にもメタンハイドレートを対象とした研究など、実験と数値解析を駆使し、燃焼に関するさまざまな現象を詳細に調べています。
専門分野は、熱工学、伝熱工学、燃焼工学。熱流体の分野で未解明となっている、複雑な現象の機構解明に挑んでいる。
蛍光物質の発光強度変化による物質表面の圧力や温度の面分布を測定する分子センサの開発に取り組んでいる。
気象や航空・風力発電・自動車など多くの工学分野に関わる渦の物理量やダイナミクスに関する研究、一方で環境修復しながら発電するヘドロ発電にも取り組む。
機械の振動や騒音の低減に関する研究や、機械・構造物の静的および動的な挙動の解析法に関する研究を行っている。
中低温熱エネルギーを対象とする化学蓄熱・化学ヒートポンプやデシカント空調機の開発をめざした研究に取り組んでいる。
モデルに基づくシステム制御論、センサ情報を利用したロボット制御、自動車の運動制御と振動制御など、メカトロニクスに知能を与える制御と情報処理を研究する。
高エネルギー密度燃料と呼ばれる炭素やホウ素といった固体元素の粒子が、完全に燃え尽きるためにはいかなる燃焼条件が不可欠かについて、燃焼試験などを通して明らかにしていきます。
構造物の知能化による健全性評価手法に関する研究や調査および捜索を目的とした遠隔操縦ロボットに関する研究に取り組んでいる。
光応用計測をはじめセンシング技術の開発やモジュールロボットを拡張した汎用モジュールシステムの開発に取り組んでいる。
球体型移動機構の開発とその操作系および移動制御についての研究や、走行可能な二足ロボットの開発を行っている。
環境・安全に軸足を置き、消費者・ユーザーの立場で、走行抵抗、転倒、火災、レストアなど、教育を兼ねた自動車の基礎研究を実施。
主にTiNi系形状記憶合金について、新たな機能特性の付与、疲労寿命・耐食性向上、応用モデルの作製に関する研究に取り組んでいる。
切削、研磨、エッチング、めっき等の生産加工やマイクロ加工とその評価技術に関して、地球環境にやさしくスマートな加工プロセスの提案とその実用化を目指して研究開発に取り組む。
紙などの日常品から自動車やロボット産業に至るまで、さまざまな場所で発生する摩擦摩耗現象(トライボロジー)について、巨視的、微視的双方からの視点で解明に取り組む。
人間の動作を計測し、その力学的特性や制御の仕組みを分析することで、人間を支援する技術の創出と福祉・リハビリテーション分野への応用をめざしている。
機械構造物が持つダイナミクスにより生じる現象のなかでも、特に機械構造物に生じる振動の解明とその抑制に関する研究や、歩行ロボットの歩容生成などの研究を行っている。
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