計79テーマの専攻デモをはじめ、見どころいっぱい。
両キャンパスとも大盛況の2日間でした。
2019年7月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり、八草キャンパス(豊田市)と自由ヶ丘キャンパス(名古屋市)の両キャンパスで同時にオープンキャンパスが開催されました。
八草キャンパスでは、工学部全専攻、経営学科スポーツマネジメント専攻、情報科学部全専攻の、67のテーマで研究室の内容を体験できるデモンストレーションを実施。さまざまな最新技術に楽しく触れられる場を設け、入学を希望する高校生たちの関心を集めました。
一方、自由ヶ丘キャンパスでは、経営学科経営情報システム専攻の研究室が12のテーマでデモンストレーションを実施。例年楽しみにしているというキャンパス周辺の地域住民の方々も多く訪れ、大いに盛り上がりました。
梅雨明けが遅かった2019年の夏。2日間とも曇り空でしたが、多くの方々にご来場いただき、とても活気に満ちたオープンキャンパスとなりました。ありがとうございました。
それでは、2日間の模様をご紹介します!
受付案内
受付の愛工大生たちが元気な声でお出迎え。ここでオープンキャンパスのパンフレットや入試ガイド、過去の入試問題集(通称赤本)などの資料を一式受け取ります。熱中症対策としてドリンクも無料配付されました。来場された皆さんは、期待に胸躍る表情でキャンパスの中へ入っていきました。
説明会&相談ブース
入試個別相談コーナーは、推薦入試の状況などの生の情報が聞ける貴重な機会とあって、真剣な表情で話を聞く高校生とその親御さんの姿が数多く見受けられました。常時行列ができるほどの大盛況で、愛工大への注目の高さがうかがえました。
説明会&相談ブース
入試個別相談コーナーは、推薦入試の状況などの生の情報が聞ける貴重な機会とあって、真剣な表情で話を聞く高校生とその親御さんの姿が数多く見受けられました。常時行列ができるほどの大盛況で、愛工大への注目の高さがうかがえました。
説明会&相談ブース&子ども向けイベント
個別相談では、学費や下宿、入試内容などについて質問する高校生とその親御さんの姿が数多く見受けられました。また、地域との共存を掲げるキャンパスのため、当日は家族で訪れる方も多く、子どもたち向けのイベントがとても賑わっていました。
学食体験
学食はどんな雰囲気? どんなメニューがある?―入学したら毎日食事をする場所ですから、気になりますよね。受付時に配付されるパンフレットには、ランチチケットが付いており、無料で食べられます。高校生の皆さんは初めて愛工大の学食を体験し、その安さと美味しさに驚いていました。
女子向け企画
女子高校生からの相談に女子の在学生が応えるコーナーが、八草キャンパス・自由ヶ丘キャンパスともに設けられました。
八草キャンパスに設けられた「女子専用相談ブース」は、普段の生活のことから研究のことまで、理工系の先輩女子と直接会話ができるチャンスとあって、ブース内は女子高校生やその親御さんたちで常に大盛況でした。また、女子学生へのインタビューを集めたパンフレットも配付されました。
自由ヶ丘キャンパスには「女子カフェ」が設けられました。こちらはその名の通り、お茶をしながらゆっくり話せるカフェ風の相談コーナー。和やかで話しやすい雰囲気の中、女子高校生やその親御さんは大学生活や就職活動など、さまざまな質問をし、女子学生が親身になって答えていました。
八草キャンパスの1号館特設ステージで開催された「女子学生パネルディスカッション」では、愛工大で学ぶ7人の現役女子学生が登壇。「愛工大を選んだ理由・きっかけ」「愛工大に入ってよかったこと」「研究内容」「将来の目標」など、質問項目に対してパネルに答えを書いて発表する形式で進められました。
研究室の雰囲気やキャンパスの魅力について、女子学生ならではの視点から実際の声を聞くことができる機会とあって、観客席の女子高校生やその親御さんは熱心に聞き入っていました。
専攻デモツアー
「数が多すぎて、どのデモンストレーションを見たらよいのかわからない」という高校生のために、専攻ごとにツアーを組んで案内する「専攻デモツアー」があります。1号館入口で参加者を募り、在学生が各研究室までご案内します。見たいデモンストレーションや知りたい研究内容を効率よく見学できます。
それでは、ここからは2019年のオープンキャンパスで行われた専攻デモンストレーションの一部をご紹介します。レポート役は、オープンキャンパス運営スタッフの愛工大生です。
電気学科 | 電気工学専攻 電子情報工学専攻 |
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ノズルから水槽に注がれる、何の変哲もない水道水。説明する在学生が超音波を発生させる装置のスイッチを入れると、水が白い煙のような霧状に変化し、見学する高校生から「おおーっ」という感嘆の声が。そして「この超音波スプレーは、半導体デバイスをつくる過程で微小な汚れを除去する技術として、研究が進められています」という説明を真剣な表情で聞き入っていました。
ウミガメやイルカなどの海洋生物模倣型ロボット、フライドポテトを紙容器に入れる作業を自動化するロボット、音楽に合わせて軽快にダンスする人型ロボット、災害時にガレキの中から人を助け出すレスキューロボットなど、さまざまなロボットが実際に動くところを目の前で見られます。高校生の皆さんは「こんなに滑らかに動くなんてすごい」などと、目を輝かせていました。
応用化学科 | 応用化学専攻 バイオ環境化学専攻 |
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化学反応を使って「人工イクラ」を作り、物質の色や状態の変化を観察するデモンストレーションです。塩化カルシウム水溶液の中に、スポイトで人工イクラのもとを一滴ずつ落とす高校生の皆さん。完成した人工イクラを見たり触ったりしながら「いろんな色のイクラができた」「本物のイクラみたいにプニプニした感触だね」と笑顔で感想を語り合っていました。
化学物質を分析する方法の開発に取り組んでいる研究室の学生による実演です。特殊なプラスチックの球を使い、銅とコバルトが一緒に溶けた液を、銅溶液とコバルト溶液に分ける実験を行いました。なぜ分けることができるのか、その仕組みを在学生がわかりやすく解説。高校生の皆さんは、在学生が話す通りに溶液の色が変化していく様子を、真剣な表情で見ていました。
機械学科 | 機械工学専攻 機械創造工学専攻 |
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空気の流れを煙で可視化する「スモークワイヤー」の実験が行われました。セダンタイプとオフロードタイプのクルマでは、空気の流れがどう違うか、それぞれの模型を使った実験で確かめることができました。また、カナブンが飛んでいる時、周りの空気がどのように流れているかを可視化した連続写真も展示。ドローンなどのへの応用を目指した研究です。
卓球のラケットを握り、ボールをリフティングし続ける「腕型ロボット」の実演です。上方に設置されたカメラがボールの動きをとらえ、その視覚情報を用いて「腕」の動きを制御し、コン、コン、コン、とリフティングを続けます。高校生の皆さんは、そのきめ細かで正確な動きに見入っていました。人とラリーする卓球ロボットの実現も目指しているそうです。
土木工学科 | 土木工学専攻 防災土木工学専攻 |
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さまざまなコンクリートのサンプルが置いてあり、それぞれを持ってみると、重さがまったく違うことに気づきます。「重いコンクリートは密度が高いので、放射線を遮蔽する能力が高く、原子炉などで使用されます。一方、軽いコンクリートは、断熱性・遮音性が高く、建物の外壁などに使われます」と説明を受けると、高校生の皆さんは納得の表情を見せていました。
長さ3mの鋼材製の橋がずらりと並ぶ、圧巻の光景。これらは在学生が各班4~6人のチームでつくった橋です。「少人数で素早く建設できるか」「材料費が少なく、経済的か」「頑丈か」「プレゼンによるアピール」の4つのポイントを点数化し、合計得点を競い合います。各班の在学生が熱心にプレゼンし、高校生たちも積極的に質問している姿が印象的でした。
建築学科 | 建築学専攻 住居デザイン専攻 |
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地震対策をしていない建物の模型と、免震構造や制震構造の建物の模型を、小型の振動台に乗せて、建物の揺れ方を比較する実験を行います。高校生の皆さんは「地震対策の仕組みを採り入れているかどうかで、建物の揺れ方がこんなに変わるんだ」「免震と制震の違いって、こういうことだったのか」など、高い関心を持って実験を見学していました。
折り紙、ペーパークラフト、積み木など、それぞれを自由にパズルのように組み合わせていくことで、建築やインテリアのデザインを体験できるワークショップです。在学生の指導のもと、3D-CADを操作できるコーナーもあります。在学生は「建築にはデザインという分野もあること、そしてデザインにも幅広い領域があることを伝えたい」と話していました。
経営学科 | 経営情報システム専攻(自由ヶ丘キャンパス) スポーツマネジメント専攻(八草キャンパス) |
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自由ヶ丘キャンパスは、近隣にある商店街「自由ヶ丘プラザ」と連携し、活性化に向けたさまざまな取り組みを実施しています。この日は学生が考えた地域活性化に向けた企画や、それらの成果を紹介しました。また、アンケートで街の課題を調査。大人向け・子ども向け、それぞれに景品も用意し、キャンパス全体が、幅広い年代の方々でとても賑わっていました。
老平崇了ゼミでは活動の一つとして、社会人サッカークラブ「FC刈谷」とのタイアップ企画に取り組んでいます。学生たちは、FC刈谷のホームゲームに運営補助として参加し、スポーツイベントの運営を実地で学びました。そして自分たちで「サッカーボウリング」「すいか割り」などの集客イベントを企画し、実現。オープンキャンパスでその過程を紹介しました。
情報科学科 | コンピュータシステム専攻 メディア情報専攻 |
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CGの鯉の群れが人の手の動きに応じて寄ってきたり逃げたりする「Koi Pond」。光線に触れるとハンドベルのような美しい音を奏でる「スモークを用いた光線プロジェクションマッピング」。空中に投影された立体物のCGを手で動かせる「インタラクション可能な空中立体ディスプレイ」。各最新デジタルコンテンツを高校生の皆さんは「これはすごい!」と声を上げながら夢中になって楽しんでいました。
プロジェクターから床面に投影された画像の上を歩くと、画像がリアルタイムに変化していく「体験型マッピング」や、都市の上空を自転車で飛んでいる気分を味わえる「VRバイク」などが1号館7階で行われ、行列ができる人気ぶりでした。また、1号館2階ホールにおいてもVRやARの体験型デジタルコンテンツが展示され、とても多くの高校生が体験していました。
オープンキャンパスギャラリー
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