想像を創造につなげ。明日を変える研究力。
社会の課題を解決し、想像を超える明日を実現するために。
「ものづくり」で知られる愛工大。
しかし、そんな愛工大のものづくりを支えているのが研究力であることはあまり知られていません。
産業界が注目するビッグプロジェクトから、人々を笑顔にするユニークな研究まで。
7つの学科のすべての分野でさまざまな研究成果が生まれています。
そこには必ず刺激があり、発見がある。これらの研究は、想像を超える明日につながっています。
明日を変える注目研究
PICK UP!
PICK UP!共同研究
学部学科横断型の研究により、遠隔操縦つき自動運転車を開発。
豊田市から貸与を受けた1人乗り電気自動車「COMS(コムス)」を活用し、「人に優しい遠隔操縦つき自動運転車開発プロジェクト(HAVRec※)」が進められている。完全自動運転の時代を迎えるまでの過程で、駐車場などでは遠隔操縦によってヒトが対処するシステムが役立つ――そんな発想に基づく研究だ。学部学科横断型の研究であり、学生たちは異分野からの刺激を受け合いながら取り組んでいる。
※Human-friendly Autonomous Vehicle with Remote-Control
PICK UP!情報分野
手描き3DCG空間に没入して移動もできるデジタルコンテンツを開発。
手描き絵から3DCG空間を生成。その空間に没入する感覚でカート移動できるコンテンツ「らくがきクルーズ」の提案と開発を実施した。3DCG空間の自動生成と、カートの走行に合わせて街並みも流れていくシステムを実現しているのがポイント。ショッピングモールで一般公開したところ家族連れに人気を博した。今後はLiDAR(光を用いたリモートセンシング技術)を活用し、よりインタラクティブな没入体験を実現したいと考えている。
PICK UP!機械分野
人の動きを計測・分析し、高齢者などの歩行を支援。
高齢化が進む現代において、高齢者や体に不自由を抱える方への支援は重要な課題。その課題を技術で解決するべく、歩行補助ロボットの研究に取り組んでいる。2007年から始まったこの研究は試行錯誤を重ね、転倒リスクを考慮した“転ばないロボット”へと進化。今後の目標である「完全自立型」を実現するため、人の動きをロボットに置き換え、制御する研究を進めていく。
PICK UP!バイオ分野
核酸医薬の研究で、あらゆる病気を根源から治療。
DNAやRNAといった遺伝子情報を司る「核酸」を医薬品として利用するのが核酸医薬。病態原因の遺伝子配列がわかれば、がんや難病も治療できる画期的な薬の開発が可能となる。現在、取り組んでいるのが、核酸のひとつである「マイクロRNA(miRNA)」を使った次世代の抗がん剤研究。薬の効果を最大限に発揮しながらも、副作用軽減や医薬製造時のコストダウンを狙いとしている。
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まだ世の中にないもの、実現が困難なテーマ…。
立ちはだかる壁が高いほど、ますます熱を帯びていく研究魂。突き動かすのは、
高い志とまれにみる好奇心、そして、いつか必ず誰かの役に立つと信じるこころ。
あきらめの悪さこそが、研究を成功へ導く最大の味方だ。 -
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