赤外線選択反射特性に優れた塗料用顔料の開発
赤外線を選択的に反射する無機顔料を合成して塗料とし，建築物の蓄熱高温下防ぐ
研究の具体的な内容 夏期に都市部の気温が周囲より高くなるヒートアイランド現象が大きな社会問題になっている。ヒートアイランド対策として日射を建築物の屋根や屋上，外壁で反射させて建物内部への熱の侵入を抑制して温度上昇を防ぐ事が効果的であり，具体的には高日射反射塗料（遮熱塗料，低蓄熱塗料ともよばれる）が注目されるようになった。従来は白色及び淡色系塗料のみで有ったが，都市景観向上のため様々な色の高日射反射塗料が必要とされる。この研究では，耐候性に優れた暗色系，暖色系，寒色系の高日射反射無機顔料を合成し，建築物の日射エネルギー蓄熱を抑えるための塗料としての応用を目指す。
| 研究 リーダー |
工学部 応用化学科 教授 小林 雄一 |
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| 研究 分野 |
無機材料化学・セラミックス |
