工業技術者を育成する工業科高校教員の養成に関する実践的総合的な研究

工業高校では、地域社会の持続的な発展を担う職業人を育成することが目的の一つであり、そうした職業人を育成できる実践的指導力を身につけた教員が求められています。また、深刻な工業科高校教員不足である現状においては、工業大学の工業科教員養成に大きな期待が寄せられています。しかし、教職課程の学生は工業科高校出身と普通科高校出身の学生が混在し、これまで受けた学習内容や学習方法が異なっており、それぞれの学生に対応した教職課程での指導が必要となってきます。
そこで、本研究は工業科と普通科出身の学生の学びのメカニズム、学生の授業デザインのプロセス、模擬授業や教育実習が学生の学びに与える影響、教職課程の学生のキャリア選択、さらに工業科高校教師の授業における指導法にまで焦点を当て、学生が実践的指導力をいかに身につけるのか、大学教員が工業科高校の教員をいかに養成すればよいのか、教職課程での指導のあり方や方法を総合的に検討するものです。また、工業高校体験やものづくり実習体験、社会教育現場からの学びなど、工業高校、“みらい工房（本学のものづくり工房）”、科学館との連携協力を図りながら、学生が工業および教職の知識・技能を深める実践も追究しています。

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• 知識・技能の習得
• 教師教育
• 工業科教育法
• 実践的指導力
• キャリア選択

研究 リーダー	基礎教育センター 教授 小出 禎子
研究 分野	教師教育学、教育経営学