本学キャリアセンターは今年3月に卒業した学生の就職内定状況(確定版)を5月15日付でまとめました。それによると学部生は3学部合わせて98.1%で昨年の97.1%を上回りました。学部別でも全学部で昨年を上回り、工学部が99.3%(昨年は98.4%=以下同じ)で、工学部9専攻のうち機械工学と建築学の両専攻は昨年に続いて、バイオ環境化学と住居デザインの両専攻は今年から、いずれも100%となりました。経営学部は95.5%(93.7%)、情報科学部は96.4%(95.7%)でした。
一方、大学院博士前期課程は、工学研究科の電気電子工学、材料化学、機械工学、建設システム工学の4専攻すべてが昨年に続いて100%でした。経営情報科学研究科は85.7%(77.3%)で、両研究科合わせた全体では93.6%(92.9%)でした。
一方、学部の実就職率は工学部が97.6%(95.4%)、経営学部が90.4%(87.4%)、情報科学部が94.9%(90.2%)でした。内定率は文部科学省の定義に基づく計算法ですが、実就職率は別の計算法に基づくため、数値が異なります。実就職率は就職率=就職者÷(卒業者-進学者)として計算しますが、卒業者から引く項目が少ないため分母が大きくなり数値が低くなる傾向があります。
25年度を上回る就職率について同センターでは「26年度は景気回復により求人数が増え就職状況の改善傾向がみられましたが、採用水準を下げる企業は少なく、学生個々の就職活動も楽観視できない状況が想定されました。就職・キャリア支援イベントの充実、個別指導の強化、就職委員の先生方のご指導とキャリアセンターの取り組みが上手く相まって機能しました」とコメントしています。
専 攻 | 内定率 | 昨年度 (同時期) |
電気工学専攻 | 99.1% | 99.1% |
電子情報工学専攻 | 98.9% | 99.2% |
応用化学専攻 | 98.3% | 96.4% |
バイオ環境化学専攻 | 100% | 87.9% |
機械工学専攻 | 100% | 100% |
機械創造工学専攻 | 98.7% | 97.4% |
土木工学専攻 | 98.7% | 98.6% |
建築学専攻 | 100% | 100% |
住居デザイン専攻 | 100% | 98.2% |
工学部合計 | 99.3% | 98.4% |
経営情報システム専攻 | 93.8% | 91.6% |
ビジネスマネジメント専攻 | 97.9% | 93.2% |
スポーツマネジメント専攻 | 96.2% | 98.1% |
経営学部合計 | 95.5% | 93.7% |
コンピュータシステム専攻 | 97.3% | 99.2% |
メディア情報専攻 | 95.1% | 91.2% |
情報科学部合計 | 96.4% | 95.7% |
3学部合計 | 98.1% | 97.1% |
※内定率=就職者数÷就職希望者数 |