NEWS詳細

国際高電圧シンポで大学院生が学生優秀論文発表賞を受賞

2015.09.16 受賞・表彰

 大学院博士前期課程電気電子工学専攻1年の院生2人が高電圧技術分野で格式の高い国際会議「第19回国際高電圧シンポジウム(International Symposium on High Voltage Engineering)」で発表し、1人が学生優秀論文発表賞(Young Researcher Award)を贈られました。

 発表したのは電気学科の大久保仁教授の研究室に所属する酒井崇行君と古屋鋪(ふるやしき)樹君で、酒井君は「直流の高電圧電界解析に関する研究」、古屋鋪君は「高電圧の直流電気絶縁に関する研究」をテーマにそれぞれポスター発表しました。2人は論文審査を経て発表の資格を得ましたが、先端的な研究テーマとあって、会場では関心が高く人だかりができ熱心な質問や議論が英語で交わされたとのことです。酒井君が研究内容や発表の仕方で高い評価を受け、学生優秀論文発表賞を受賞しました。

 この会議は伝統があり、1972年にミュンヘンで第1回が開催されて以来、2年ごとに開催されています。今回はチェコのウェスト・ボヘミア大学で8月23日から28日まで開かれ、世界39か国から580 人、うち日本からも53人が参加しました。学生は日本から東大、名大を含む約20人が発表しました。学生の表彰は各国合わせ20人でしたが、日本からは酒井君が唯一人の受賞でした。酒井君は「今回国際会議に参加してとてもよかったです。受賞できたのは驚きでしたが、大変貴重な体験になりました」と喜びを語りました。

 大久保教授は「由緒・格式ある国際会議で本学の修士課程1年の学生が自ら発表したこと自体が素晴らしいのですが、そのうえ優秀学生表彰をいただいたことは学生たちにとって大きな誇りであり、勇気づけられるものと思います」と称えました。

写真㊤  表彰された世界各国の学生ら。前列左から3人目が酒井君
写真㊥㊤ 賞状を手に喜びの酒井君
写真㊥㊦ 贈られた賞状 Young Researcher Award ISH2015
写真㊦  ポスター発表で各国の研究者に説明する古屋鋪君

PAGE
TOP