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メディア情報研究会  パイプオルガンと共演

2015.09.17 イベント

 本学のメディア情報研究会(情報科学科・鳥居一平教授)は9月2日、愛知県豊田市コンサートホールで開催された「徳岡めぐみ パイプオルガンコンサート」でプロジェクションマッピングの映像を披露し、コンサートに華を添えました。

 両者を引き合わせたきっかけは、昨年9月に豊田市で開催された「とよた都市緑化フェア」。メディア情報研究会のプロジェクションマッピングを見ていた豊田市コンサートホールの関係者が、その高い映像技術を是非コンサートホールでのイベントに活用できないかと鳥居教授に声をかけたところ、「学生たちが実践学習として作品を披露する場を必要としている」と意気投合。パイプオルガン奏者の徳岡めぐみさんもまた、紀元前から始まり長い歴史のなかで発展してきた「パイプオルガン」と、時代の最先端映像技術による「プロジェクションマッピング」がコラボレーションしたら、きっと面白いだろうと考えていたといい、豊田市コンサートホールが橋渡し役となり、異色のコラボレーションが実現しました。

 コンサートは、パイプオルガンの演奏席が暗がりに浮かんでいるような幻想的な雰囲気のなか、プロジェクションマッピングによる大きな花火がコンサートホール全体に打ちあがり始まりました。曲の繊細さや力強さなどに合わせ、演奏とプロジェクションマッピングが見事に調和し、イメージを膨らませ、またパイプオルガンそのものが生きていると思わせるような演出でコンサート会場は終始拍手に包まれました。

 コンサートの最後で徳岡さんは「全く逆の方向を向いているように見える私たちが、『誰もが美しいと感じる世界』を作るために同じ方向を向いているということを実感できました。」と共演を喜び、制作した学生らを観客に紹介して労をねぎらいました。学生たちも本番一発勝負の演奏会が無事に成功しホッとした様子で、観客の拍手に包まれながらようやく笑顔を見せました。

 メディア情報研究会では今後も、東山スカイタワー(11月28日~)、豊田スタジアム(12月20日)でプロジェクションマッピングを披露する予定です。

  • 幻想的な映像で音色に彩りを添えました。
  • パイプオルガン奏者の徳岡めぐみさん(最前列中央)と。
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