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院生2人がF.E.試験合格。合格者が累計5人に。

2017.02.06 受賞・表彰
  • 合格を伝える画面をバックに森川さん㊧と飯田さん㊨
  • 技術士の合格証を手にする長谷川さん㊧と大野さん㊨

 米国プロフェッショナル・エンジニア(P.E.)制度の一次試験に相当するファンダメンタル・エンジニア(F.E.)試験に、大学院博士前期課程工学研究科機械工学専攻2年の飯田浩二君と森川喜友君の2人が合格しました。科目・分野ともに広範囲にわたる難関を突破した2人は「努力が報われてうれしい」と話しています。
 米国のP.E.制度は、近年はエンジニアの資格制度として国際標準化する兆しが見えています。流体工学研究室(江上泰広教授)に所属する飯田君と材料工学研究室(高木誠教授)に所属する森川君は、学部3年時から機械学科に設けられているP.E.コースに参加し、F.E.の受験勉強に真剣に取り組んできました。
 F.E.試験は工学全般から出題され、すべて英語で行われます。機械学科のP.E.コースは2009年度にスタートし、飯田君らと同じ第3期生で学部4年時にF.E.試験に合格している同専攻2年の長谷川秀樹君と大野聖紗典君(ともに中山雄行准教授の応用数理研究室所属)は、その後、技術士の一次試験にも合格しています。同コースからのF.E.試験合格者は、累計で5人となりました。
 二次試験に相当するP.E.試験を受けるには、4年以上の実務経験が必要になります。春からは企業で働く長谷川君、大野君、飯田君、森川君の4人は、海外での活躍も視野に入れながら「業務に貢献しようとする気持ちがP.E.受験のモチベーションになる」と意気込んでいます。
機械学科のP.E.コースにおける理念と体系化されたプログラムは、日本でのP.E.・F.E.試験実施をサポートするJPEC(日本P.E.・F.E.試験協議会)から高く評価され、またご支援をいただいています。中山准教授は「やる気のある学生のため、今後もグローバルスタンダードな力が身につく環境を提供していきたい」と話しています。

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