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吉成亮教授が日本情報経営学会YIA優秀賞を受賞

2017.12.19 受賞・表彰
  • 吉成亮教授(左)と、第74回全国大会委員長を務めた東邦仁虎理事

 経営学科の吉成亮教授(経営組織研究室)が、日本情報経営学会のYIA(若手研究発表賞)優秀賞を受賞しました。授賞式は11月18日、京都市の龍谷大学で開かれた同学会第75回全国大会の席上行われました。
 YIAは情報経営に関する独創的な研究と若手研究者の育成を目的に、第74回全国大会(2017年春季)で創設されました。同大会で自由論題発表を行った若手研究者の中から、吉成教授(応募時は准教授)ら4人が選ばれて初の受賞者となりました。
 吉成教授の研究は「新しいマーケットはどのように生まれるのか」をテーマにしています。今回の受賞論文では、携帯電話MVNOなど、消費者が購入する前に商品の品質が分かりにくいマーケットを対象とし、このマーケットがどのように生まれるのかを研究しました。これら特殊なマーケットについての研究は非常に少なく、これまで仕組みなどがよく解明されてきませんでした。吉成教授は、生産者(企業)と消費者(顧客)を仲介するクリティクス(評論家、アナリスト、専門誌など)が現れ、このクリティクスが消費者だけでなく、生産者にも影響を及ぼすことを、国内における携帯電話MVNOの調査に基づき実証しました。特に今回の研究から、クリティクスが商品の価格に関して影響を及ぼすだけでなく、商品の品質に関しても強く影響を及ぼすという結果が得られました。
 吉成教授は「おそらく学内の特別助成をいただいてしか進めることができなかった研究であり、大変光栄に思います。これまで学内でご指導・激励いただいた先生方に感謝申し上げます」と喜びを話しています。

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