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経営学部 人的資源管理研究室  ワーク・ライフ・バランス推進企業を訪問

2018.03.23 TOPICS

 2月26日、人的資源管理研究室(経営学科・加藤里美教授)の学部生6名、大学院博士前期課程の学生1名、学部研究生の留学生1名の計8名が、菊水化学工業株式会社の本社(名古屋市)を訪問しました。同社は1959年に名古屋市で創業した建築仕上材メーカー(東証・名証2部上場企業)です。先月、名古屋市の『ワーク・ライフ・バランス推進企業』に認定されたことから、多様な「ヒト(女性・専門職・外国人労働者など)」のマネジメントのしくみをさまざまな側面から分析する同研究室の事例研究の一環として訪問が実現しました。

 『ワーク・ライフ・バランス推進企業』とは、社員それぞれが理想とするワーク・ライフ・バランスを取りながら働けるよう、会社全体で取り組んでいる企業です。同社では、社の資源である社員(生活・家族)を守るためにそれぞれの事情を考慮し、それぞれの状況に合わせて働き方の見直しを行っています。そのため、ノー残業デーをはじめ、有給休暇取得推進日の設定、菊水交流会(従業員の家族向け職場見学)、社員登用制度、仕事と介護の両立についての情報提供等を実施するほか、育児短時間勤務制度(就学前まで)やカムバック制度もあり、女性の活躍に向けた企業風土の醸成や意識改革にも取り組む女性活躍推進企業でもあります。さらに社内報やポリシーカード等を活用し、これらの取組みを社内に周知するなどして、全社を挙げて意識を共有しています。

 当日は、稲葉信彦取締役(管理本部)と、福嶋尚人理事(汎用塗料事業部 販売部)が学生らにこれらの取組みについて説明したほか、社員の方々からも話を伺うことができ、同社が『社員が能力を十分に発揮でき、長く安心して働ける職場環境づくり』に努めていることがわかりました。
 社員の方々から「おおらかな雰囲気で何でも相談できる風潮があり大変働きやすい」「女性が働きにくいと思ったことはない」という話を聞いた学生らは、「働きやすく長く勤務できる。このような企業で働きたい。」「女性活躍推進を行っている企業は男性にも働き易い。育児休業制度を取りやすいのではないか」「企業にとっても社員にとっても好循環が生まれている」と感想を述べ、『人材は企業にとって資源である』ということを実感していました。
http://www.kikusui-chem.co.jp/company/work-life-balance/


 菊水化学工業株式会社の皆様には貴重なお時間を割いて対応していただきありがとうございました。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。

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