NEWS詳細

理科の勉強、楽しかった! 児童ら「まるごと体験ワールド」

2015.08.24 イベント

開催日:2015年8月1日(土)

実験やものづくりを通して、小中学生に理科の不思議さ、楽しさを実感してもらう「まるごと体験ワールド」の催しが8月1日、八草キャンパスの各教室で開かれました。毎年、豊田、瀬戸、みよし、長久手各市の子どもたちに参加を呼びかけ、第15回を迎えた今年は295人、保護者も391人が訪れました。子どもたちに興味深いテーマで15の講座が設けられ、親子、きょうだいが一緒になって取り組みました。一部を紹介します。

【明るくなると電子オルゴールが鳴る、めざまし装置をつくろう】

毎年人気が高く、低学年児童が保護者と一緒に参加しました。朝の光でセンサーが働き、電子オルゴールが鳴るという朝寝坊の人にはとっても便利な装置。光の明るさによって抵抗値が変化するCDS素子の仕組みを理解してから組み立てにかかりました。

【光の科学!マジック入門教室】

光をテーマにした科学マジックをいくつか学びました。透明板に書いた絵を水につけると黒以外の色が消えたり、封筒に黒色の円筒を当てて覗くと中の文字が透視できたり、子どもたちから驚きの声が上がりました。先生からタネや原理を教えてもらいました。

【3Dプリンターでキャラクター人形をつくろう!】

3Dスキャナーを使って、今人気のジバニャンの形をまず読み取り、次に3Dプリンターで同じ形の人形を再生しました。プラスチックのひもを高熱で溶かし回転しながら人形が出来上がっていく様子を観察。カラフルなビーズでオリジナル人形も作りました。

【偏光板でセロテープのステンドグラス】

光を一方向にだけ通す偏光板の性質を利用してステンドグラスを作りました。セロテープをベタベタ張った板を、偏光板の眼鏡ともう1枚の偏光板の間に挟んで回転させると透明だったセロテープに色がつき、美しいステンドグラスのように見えました。

【ふしぎな水のお話~「やわらかい水」と「かたい水」どっちがおいしい?~】

毎日飲む水。この日は水の硬度を勉強しました。ミネラルを多く含んだ硬水と少ない軟水を実際に飲んで、おいしさを比べました。日本の水は軟水、輸入品は硬水が多いのですが、肉は硬水で煮るとおいしいようで、料理によって使い分けることもあります。

【厚紙を使って立体ハザードマップを作ろう】

自分が住む市のハザードマップを基にして、立体的な地形図を再現しました。マップを標高別にプリントアウトし、5~6枚の厚紙を切りぬいて張り合わせました。これで低地はどこか、川があふれやすいのはどこか、一目でわかるようになりました。

 

この他に「お絵描きで三次元CGを作ろう」「CGによる"いなむらの火"と減災教育」「百葉箱・風向計を作って、夏の暑さを測ってみよう」「ペットボトルで簡単ロケットを作ろう」「とよたの木材で工作の体験をしよう!」「ロボットカーをつくろう」「振動をとらえて、赤・緑色の発光ダイオードを点滅する装置をつくろう」「スポンジ・キューブ(ユニット折り紙) 」「プログラミングを体験しよう」といった盛りだくさんの講座が開かれました。最新のコンピュータ技術に触れたり、手作りの楽しさや奥深さを知ったり、不思議な科学の世界を覗いたり。「まるごと体験ワールド」をきっかけに、参加者のみなさんがさらにいろいろなものに興味を持ち、成長していってくれることを願っています。頑張れ!未来の科学者&技術者たち!

PAGE
TOP