卒業生・在校生メッセージ
※掲載内容は取材当時のものです。
身についたのは論理的思考力と文章能力
それらを活かし独自のサービスを提供したい。
経営情報科学研究科 博士前期課程 経営情報科学専攻 2023年3月修了
大鐘 勇輝さん
内定先/株式会社DeNA
BLEビーコン(Bluetoothの電波を出すビーコン)を用いてさまざまなセンシングを行い、そのデータに基づいて介護モニタリングをする研究をしました。学部生時代はBLEビーコンを使用した状態推定の種類を増やす研究でしたが、院はそれらをまとめて介護モニタリングに応用する研究に取り組みました。2年間で身についたのは、論理的な思考力と文章能力。特に文章を書くのが苦手だった僕が論文執筆を繰り返すことで、かなり上達したと思っています。社会人になってからは多くのユーザーに使ってもらえるサービスを自分で考え、提供していきたいです。
より高度なネットワーク研究に加え、
起業について学べたことが大きな収穫。
経営情報科学研究科 博士前期課程 経営情報科学専攻 2022年3月修了
吉川 大貴さん
内定先/ヤフー株式会社
学部生時代は情報科学科のコンピュータシステム専攻に所属。取り組んでいたネットワークに関する研究をより深めたいと考え、大学院経営情報科学研究科に進みました。この課程を選んでよかったと実感しているのは、会社設立やビジネスについても、実践的で興味深い内容を学べたことです。実際に在学中に高校時代の友人と会社を設立。就職後も副業として続けていく予定です。ここで学んだネットワーク技術と経営学、双方の最先端の知見を発揮し、いつか世界をより良く変えるサービスなどを生み出したいと考えています。
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻 2021年3月修了
日下 大舜さん(出身高校/愛知県 愛知工業大学名電高等学校)
内定先/ヤフー株式会社
学部4年次からロボカップレスキュー(※)のアルゴリズムに関する研究を始め、大学院ではより深く追究しています。競技では博士前期課程1年次にオーストラリアで開催された世界大会、2年次にオンラインで開催されたジャパンオープン、それぞれに愛工大チームの一員として参加し、優勝を果たすことができました。各国の研究者との交流や英語での研究発表など、大学院に進学したことでさまざまな経験ができ、成長を実感しています。
※地震などの大規模災害を想定し、戦略を競って救助活動を行う競技。ロボット実機とシミュレーションの2つのリーグがある。
※地震などの大規模災害を想定し、戦略を競って救助活動を行う競技。ロボット実機とシミュレーションの2つのリーグがある。
経営情報科学研究科博士後期課程 経営情報科学専攻3年 2021年3月現在
田中 光さん
私は学校教育学の博士号を持っており、現在は大学教授もしていますが、経営学に興味があり、さらに研究を深めるため、大学院の後期課程に入りました。テーマとして、体操教室をモデルとした生産性の向上、経営マネジメントを研究しています。私自身が長く携わってきた体操競技(1996年アトランタ五輪日本代表)の普及を考えると、体操教室がうまく運営できるかは重要で、より多くの人に教室の経営に関わってもらいたいと願っています。体操競技は野球やサッカーと比べて、市場は大きくないですし、この分野の研究は国内ではほとんど進んでいません。その中で成功モデルの確立を研究して、体操界に貢献し、日本の体操の方向性も考えたいと思っています。人生とはずっと学ぶことだと私は考えており、様々なことを知りたい、やりたい。常に研究できる環境に自分を置いて、さらに努力していきたいと思います。
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻 2020年3月修了
清水 竣太さん(出身高校/愛知県 南山国際高等学校)
内定先/ヤフー株式会社
学会、シンポジウム、研究会など、大学院進学後は自分の研究内容を多くの人に向けて発表する機会があり、経験を積み重ねる中でプレゼンテーション技術を向上させることができました。また、それらに参加することで、IT業界における最新の知見を得られたことも、私にとって大きな財産。就職後は子どもたちや大学生のプログラミングスキル向上に貢献するために、プログラミングを自宅で学修できるようなツールを開発したいと考えています。
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻 2019年3月修了
丹羽 美乃さん(出身高校/岐阜県立大垣南高等学校)
内定先/富士通アドバンストエンジニアリング
急速に普及が進むIoT。従来のパソコンやスマートフォンに加え、家電や自動車など、あらゆるモノがインターネットにつながろうとしています。今後、開発者のネットワーク設定が複雑になっていくことが予想される中、自動ネットワーク設定を実現するための「通信パターン分析」について研究。答えだけでなく、問題そのものも自分で探す――それが大学院で取り組む研究の難しさであり、おもしろさでもあると実感しています。
研究は技術を伸ばすため、
自信をつけるため
考えをまとめる能力も身に付いた
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻 2019年3月修了
牧野 聖久さん
内定先/株式会社バンダイナムコオンライン
もともとゲーム業界で活躍したいという夢があり、以前よりゲームやデザイン作品を作ってきました。さらにデザイナーやエンジニアとして専門的な技術を伸ばすため、自信をつけるために大学院への進学を決めました。研究では、ゲーム開発において、ピクセルアート(ドット絵)を高解像度ディスプレイで表現する手法を開発しています。私は作品の制作が大好きで、作ることだけに夢中になる面もあったのですが、大学院では論文の執筆や、学会のためのプレゼンテーション資料を作る機会も数多くあります。それらを通じて、論文や資料をまとめることや「なぜ?何のために?この研究をするのか」など考えを組み立てる能力が身に付いたと思います。ですから大学院での研究生活は非常に有意義です。修了後はデザイナー、エンジニア、双方の技術を持ったゲームプランナーとして、新しいゲーム作品を作っていきたいと思います。
課題を乗り越えることが研究の面白さ
より難しいことにチャレンジ
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻2年 2019年3月現在
川上 勇剛さん
学部では別の研究をしていましたが、成果を出す難しさの中で、課題を乗り越える充実感を知り、研究の面白さを感じました。そのためもっと専門性の高い研究をチャレンジしたいと思いました。現在は研究の一つとして、小型電気自動車の自動運転システム開発をしています。これは6人のチームで行っており、センサー制御、データマッピング、シミュレーションを担当するメンバーを束ね、チームリーダーをしています。研究の目標や最適な手段を考えること、チームの進捗管理やタスクのマネジメントで大変なことが多いですが、リーダーシップが身に付いていくのが分かります。まったくゼロからのスタートでしたが、教授を含めメンバーと議論を重ねながら、自動運転システムは完成に近づいています。他にも研究テーマを持っており忙しいですが、大学院に進んだ以上、難しいことにも積極的にチャレンジしようと思っています。
選択肢を広げ、幅広い活動に挑戦したい。
目的を持って進学した大学院で、成長を実感。
経営情報科学研究科博士前期課程 経営情報科学専攻 2016年3月修了
水上 貴晶さん
内定先/株式会社LITALICO
学部4年次に就職活動をした際、インターンシップで学外の学生と知り合う機会が増えました。その時初めて自分が知らない企業が非常に多いことに気づき、少ない選択肢のなかで就職先を決定してしまうことに疑問を感じました。このため、企業研究や課外活動の拡大を目的に、大学院への進学を決めました。愛知工業大学であれば、情報だけでなく経営が学べる点も、魅力でした。
大学院では、一般人が意識的に関与する必要のない、無意識参加型センシングシステムの研究に取り組みました。研究室メンバーや後輩との共同研究というプロジェクトを成功に導くためには、メンバー全員の進捗の管理や意思疎通が重要です。2年間の研究を通じて、メンバーの意見を汲み取ったり、メンバーの適材適所を見極めて適切にタスクを振り分けたりしながら、社会でも必要なチームマネジメントを学ぶことができました。さらに、学会発表の機会を多くいただけたことで、プレゼンテーションの技術やコミュニケーションのノウハウについても身につけることができました。
修了後は株式会社LITALICOに就職し、発達障害のある子どものためのポータルサイトや子育て情報メディアなど、社会的に価値の高いサービスの開発に携わっています。愛知工業大学で身につけた粘り強く問題を解決する姿勢を大切に、さまざまな社会的課題に、エンジニアとして取り組んでいきたいと考えています。
大学院では、一般人が意識的に関与する必要のない、無意識参加型センシングシステムの研究に取り組みました。研究室メンバーや後輩との共同研究というプロジェクトを成功に導くためには、メンバー全員の進捗の管理や意思疎通が重要です。2年間の研究を通じて、メンバーの意見を汲み取ったり、メンバーの適材適所を見極めて適切にタスクを振り分けたりしながら、社会でも必要なチームマネジメントを学ぶことができました。さらに、学会発表の機会を多くいただけたことで、プレゼンテーションの技術やコミュニケーションのノウハウについても身につけることができました。
修了後は株式会社LITALICOに就職し、発達障害のある子どものためのポータルサイトや子育て情報メディアなど、社会的に価値の高いサービスの開発に携わっています。愛知工業大学で身につけた粘り強く問題を解決する姿勢を大切に、さまざまな社会的課題に、エンジニアとして取り組んでいきたいと考えています。