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地域防災研究センター

免震装置や地震計を備えた
建物自体が実験体。
防災対策の町医者として
地域貢献を目指しています。

地域防災研究センターについて

詳細は下記のサイトへ

地域防災研究センターについてもっと知りたい方は下記をクリック!
見学の申込方法やイベントなどの情報がご覧いただけます。

概要説明

地域防災研究センターの設立目的
地域防災研究センターは、平成16~20年度の5年間にわたる文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(産学連携推進事業)「地震情報活用と防災拠点形成による地域防災力向上技術開発」補助金プロジェクトの拠点として、平成17年4月に設立されました。地震危険度の最も高い地域に、日本有数の産業が集積する東海地域に立地する企業の防災力を「産学連携」によって向上される研究を行っています。
愛知工業大学における役割
地域防災研究センターは、耐震実験センター、エコ電力研究センター(どちらも文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業に採択されました)とともに、愛知工業大学における教育・研究の高度化に大きな役割と責務を担っています。
若手研究者の育成、特に大学院修士課程、博士課程の院生を育てることが期待されています。また、ポスドク研究員の積極的な採用も進め、若手研究者の育成も役割として担っています。
一方、大学の地域貢献が望まれていることから、地域住民、子どもたち、自治体への研究成果の還元が必要とされています。地域防災研究センターは、設立目的が「地域防災」であることから、とりわけ地域貢献が求められ、実際に大きな成果を上げています。
また、震災時には、大学の緊急事態対策本部が設置されることになっています。このことから、大学・学園の防災に関するシンクタンクとしての役割も大きくなっています。避難マップ作成、新入生への防災ガイダンス、防災訓練の企画などがその役割の一つです。

地域防災研究センター長挨拶

愛知工業大学地域防災研究センター(DPREC: Disaster Prevention REsearch Center)は平成16年度文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業・産学連携研究推進事業に採択された「地震情報の活用と防災拠点の形成による地域防災力向上技術の開発」プロジェクトの拠点として平成17年4月に愛知工業大学八草キャンパス内に設立されました。

本学が立地する豊田市は日本有数の産業集積地域であると同時に地震災害が最も危惧される地域でもあります。

もっとも重要な地元産業を南海トラフ巨大地震等の災害から守る技術を開発することは、本センターの大きな研究課題です。企業の社員は家に帰れば地域住民であり、職場で獲得した防災に関する知見を地域の自主防災会やコミュニティにおいて活用できる人材でもあります。被災後は雇用の問題が顕在化します。地域の復興は企業の復興なくしてはあり得ません。この様な観点から、地元企業を災害から守る、そのための技術を開発していく事がセンターの責務です。具体的には、緊急地震速報配信事業、企業の防災担当者による連携組織「地震に強い地域づくりの会:あいぼう会」設立、社会人防災マイスター養成講座開催等の活動を行っております。また、豊田市と共同して「BCP作成セミナー」を開催しています。

安全安心なまちづくり、地域づくりも重要な研究課題であり、地域住民の方々との連携もまた積極的に進めております。学校生徒と地域住民との共同まち歩き・防災マップ作成、津波海上ハザードマップ作成、海水浴場津波避難訓練支援、本センター見学・研修会等の開催を通じて地域防災力向上に貢献できるよう努めています。

令和5年度で見ると、愛知県と協力して実施してきた「シェイクアウト訓練」では、参加登録者120万人を突破しました。また、地域防災研究センターの見学会については、自治会など地域ボランティアの方々・企業・高校生・PTA・他大学など約400名の方にご見学いただいています。

今後も地域の防災町医者として地域のために貢献していきたいとスタッフ一同願っております。皆様方のご支援をお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。

愛知工業大学 社会基盤学科 教授

地域防災研究センター長

横田 崇

地域防災研究センタースタッフ一覧

地域防災研究センター長
氏名 職名
横田 崇 愛知工業大学 工学部社会基盤学科教授
愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
氏名 職名
Dalguer, Luis・Angel 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
入倉 孝次郎 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
辻本 哲郎 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
平川 一臣 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
福和 伸夫 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
増田 徹 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
宮腰 研 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授
山岡 耕春 愛知工業大学 地域防災研究センター客員教授

※氏名五十音順

その他の愛知工業大学 教授・准教授
氏名 職名
中村 吉男 愛知工業大学 工学部社会基盤学科教授
小池 則満 愛知工業大学 工学部社会基盤学科教授
赤堀 良介 愛知工業大学 工学部社会基盤学科教授
山本 義幸 愛知工業大学 工学部社会基盤学科教授
武田 美恵 愛知工業大学 工学部建築学科教授
野澤 英希 愛知工業大学 工学部建築学科教授
中村 栄治 愛知工業大学 情報科学部情報科学科教授
奥川 雅之 愛知工業大学 工学部機械学科教授
加藤 里美 愛知工業大学 経営学部教授
倉橋 奨 愛知工業大学 工学部社会基盤学科准教授
内藤 岳詞 愛知工業大学 情報科学科准教授
PD研究員
氏名 職名
黄 璐 愛知工業大学 地域防災研究センター PD研究員
客員研究員
氏名 職名
石川 慶一郎 愛媛大学 社会共創学部助教
小出 博文 豊田市役所 地域振興部 市民安全室 防災対策課
近藤 デリキ 幸田町役場 総務部防災安全課
根本 信 応用地質株式会社
早川 和広 豊田市気象防災アドバイザー・刈谷市気象防災アドバイザー
松原 優子 認定NPO法人愛知ネット
松本 博樹 国土交通省 中部地方整備局
若山 晶彦 気象庁 地震火山部

※氏名五十音順

活動内容・実績

1. 緊急地震速報配信事業
  • 緊急地震速報画面
    緊急地震速報画面
地域防災研究センターでは、気象庁が試験的運用を開始した当初より、緊急地震速報配信事業に参加しています。一般運用開始と同時に、大学としては珍しい配信業者に認定され、現在100事業所に配信しています。緊急地震速報の高度化と活用法に関する研究を推進中です。
愛知工業大学には、地域防災研究センターが開発したシステムが導入されています。また、開発した配信システムを社会に還元する目的で、ベンチャー企業を立ち上げています。
2. 企業防災力向上に関する連携
  • 社会人防災マイスター修了式
    社会人防災マイスター修了式
東海地域は日本有数の産業集積地域であるにも関わらず、地震危険度が最も高い地域でもあります。地域防災研究センターでは、この地域の企業の防災力向上を目指して「地震に強いものづくり地域の会(あいぼう会)」を結成しました。この会にはインフラ企業、経済界、自治体も参加し、全国的にも珍しい産官学の連携活動を推進しています。さらに、企業で防災を担当する専門家を育成するために「社会人防災マイスター養成講座」を開講しています。E-ラーニングを用いたユニークな講座です。
3. 防災教育・啓蒙活動
  • 高校生センター見学会
    高校生センター見学会
市民の方を対象として、愛知工業大学オープンカレッジ「地域防災研究センター講座」を年に6回開講しています。
オープンキャンパスや見学会などで、小・中・高校生を対象とした防災セミナーを開催しているほか、年間約700人の見学者を受け入れています。
4. 地域連携
豊田市と愛知工業大学との包括的連携協定に基づき、防災教育活動への参画やイベントへの参加をしています。また、「瀬戸市消防団観閲式・こども祭り」への出展、愛知県と協力しての「シェイクアウト訓練」の実施など、近隣自治体との連携を積極的に推進しています。
  • 中学生との防災マップ作成の様子
    中学生との防災マップ作成の様子
  • 瀬戸市消防団観閲式・こども祭り(災害ロボット)
    瀬戸市消防団観閲式・こども祭り(災害ロボット)
5. 津波避難訓練支援
  • 漁業者を対象とした避難訓練
    漁業者を対象とした避難訓練
東日本大震災を教訓として、南海トラフ巨大地震に対する津波避難訓練が各地で実施されています。地域防災研究センターは、南知多町の「内海海水浴場津波避難訓練」「内海・山海防災連絡協議会津波避難訓練」などを支援しています。また、漁業者を対象とした津波対策にも取り組んでいます。
6. 活動スタッフごとの実績・業績
地域防災研究センター活動スタッフごとの実績や業績をまとめた資料を、以下よりご覧いただけます。

関連リンク一覧

サイト名 URL
あいぼう会 https://dprec.aitech.ac.jp/aibou/
株式会社エーアイシステムサービス https://ai-ss.jp/

お問合せ

愛知工業大学 地域防災研究センター

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
TEL:0565-48-8121(代表) 内線:2533・2534
FAX:0565-43-3865
E-mail:dprec@aitech.ac.jp